カテゴリー別アーカイブ: Toastmasters

皆さん、本当にありがとう。 全ての応援メッセージに愛を込めて 世界へ挑む日本人2016ワシントンD.Cへの道7

IMG_0414

Go Reiko! 玲子さんへ応援メッセージを是非!
とラブコールをくださった、千代田トーストマスターズの例会で。

 

それは5月20日、大阪国際大会まで約1週間前のことだ。

 

 
私は一クラブの会長として 「今回の国際大会は、コンテスタントを始め 大会最後の会議に参加する役員にも交通費を全額支給しない」 苦渋の決断をメンバーメールで提案していた。

 

会員が20人満たすか満たないかの小さなスピーチクラブ。

クラブ内から幾つかの反対意見はあったが、遠距離の全国大会へ行く交通費を参加者分全額負担するのは、クラブの会計を圧迫する死活問題である。

来期の役員たちには、秋の広島へ自己負担なく行ってもらえるように– 「今、身を削る」ことを選択した。

 

 
その決議がほぼ採択された翌日、パリへ出張中の玲子さんからメールが入っていた。
 

「私ごとですが、翌日に大阪の近くに出張が入り、交通費が他から支給となりました。今回可決されても、実質、費用は頂戴しないこととなります。

 
皆様のお気持ちだけありがたく頂戴し、精一杯やってきます!と皆さんにお伝えください。
あと、コンテスト前夜のメール激励はpricelessです!是非是非お願いします。
いつもありがとう!」

その時わたしは、あぁ玲子さん応援メッセージがたくさん欲しいんだな、と直感で思った。

そしてその翌日の21日は例会があり、私は表参道の例会の中でTMODを務める予定だった。
直前に慌てて色紙とペンを買い、参加メンバーから応援メッセージを貰った。
あっという間に集まったが、その日参加していたのは約10人ちょっと。
真新しい色紙にはまだ空白が目立っていた。

 

あぁそうだ、今日参加できなかったメンバーから代筆でメッセージをもらおう。応援はpricelessだから。
そこで私は欠席したメンバー1人1人へメールし、メッセージを代筆した。
国際大会の前日の夕方、表参道メンバー全員から 応援メッセージが集まり、色紙の空白が埋まり
それをそのまま玲子さんへ渡した。

 

今回、スケッチブックを用意し「できるだけ多くのクラブから応援メッセージを貰って、アメリカの舞台へ立つ玲子さんを支えたい!」と思ったのは、その色紙が発端になっている。

仕事の量が増え、残業が続きなかなか時間が取れず、その矢先に体調不良により
残念ながら私は殆どクラブを廻ることができなくなり、玲子さんには申し訳ないことをしてしまいました。

そんな中で応援メッセージご協力頂いたPioneer Toastmasters, Tokyo Table Topic Toastmasters, 目黒トーストマスターズ、そして千代田トーストマスターズの方々に、心よりお礼申し上げます。

特に「玲子さんへ応援メッセージ送りたいです!ぜひ我がクラブにいらしてください!」 と数人の方からラブコールを頂いた千代田トーストマスターズでは、クラブ例会の中でスケッチブックの事をご紹介いただき、皆さんとの写真撮影にまでご協力頂きまして、本当にありがとうございます。 とてもアットホームで、活気のある楽しい例会でした。

 

13705314_1071808249560924_76535250_n

仙台・政宗トーストマスターズと東北全6クラブのメンバー+埼玉・上尾からのメンバーも加わって
台湾のクラブへ贈られるメッセージとともに、玲子さんへの応援スケッチブックもメッセージで一杯になった。
(写真撮影:日戸 めぐみさん)

 

「玲子さんへできるだけたくさんの応援メッセージを1冊のスケッチブックにまとめ、アメリカのステージで少しでもリラックスできるように楽しんでほしい」との思いから始まった、この「スケッチブックの旅」。

そしてこのために、私以上に活躍してくれる人が現れた。

その人は— 宮城県仙台市にある「政宗トーストマスターズクラブ」に所属する日戸 めぐみさん。

最初のきっかけは、私は都内周辺のクラブしか回ることが出来ないので、代筆でもいいので遠方のクラブからメッセージを頂けないかな?と日戸さんに相談したことが始まりだった。
今年のブログが始まってから、特に遠方のクラブの方から玲子さんへ熱心な応援メッセージがいくつか投稿されていたことも印象に残っていたからである。

「ちょうど東北全6クラブが集まる合同例会があるのですごいタイミングいいです!スケッチブックを預かることが出来れば、その他のクラブもできるだけ廻って集めてみます」

というメールの返信を日戸さんから頂いたとき、私はまさかこのスケッチブックが「青森県から愛知県まで」東日本をほぼ網羅して旅するとは全く想像していなかった。
そして–このブログを公開する今も
玲子さんがアメリカへ行くぎりぎりまで、日戸さんは1冊の応援スケッチブックと共に
このToastmaster’s Journey を続けてくださっている。

 

玲子さんがチャンピオンになり、もはやその栄光は表参道バイリンガルクラブだけのものではない。

5/29 の大阪での全国大会で、3人目/ 7年ぶりの女性チャンピオンとなった玲子さん。

その雄姿を大阪で直接見たトーストマスターたち

その姿を見ていないトーストマスターたち

玲子さんの活躍が多くの人々に勇気を与え、感動を与え、そして個々のユートピアとなり

その熱い想いが「世界へ挑む日本人」への、大きな糧となる。

 

IMG_0952

 

残念ながら今回、西日本~九州方面は周れませんでしたが、大阪・九州のクラブの方からも数人メッセージを頂きました。

そして、皆さんが真摯なメッセージを下さる姿に私も励まされ、勇気をもらいました。

 

皆さん、本当にありがとう。

皆さんから頂いたメッセージがたくさんつまった応援スケッチブックは、私から責任をもって玲子さんへ渡します。

 

玲子さん、

ワシントンD.C国際大会まであと3週間。

人生は一度きり。悔いのないよう、精一杯ステージを楽しんできてください。

8/19 早朝、 幡ヶ谷のMiki’s Cafeから玲子さんの姿を見るべく私も応援しにいきます。

 

 

【ザ・朝活】ワシントンD.C国際大会を楽しもう!

玲子さんの応援「&Toastmasters Internationalセミファイナル」のライブ中継を致します。

日時:8/19 6:30am- 9am
場所;Miki’s Cafe(京王線幡ヶ谷駅北口より徒歩8分:渋谷区幡ヶ谷3-16-3)
Charge: 3000 Yen ( Live fee + breakfast included) TMI Internationalから配線されるライブストーリングを上映します
定員30名(立ち席になります。立ち見に支障のある方は椅子をご用意いたしますので、遠慮なくお知らせください)

お申し込みはこちらから➡https://www.secure-cloud.jp/sf/1467925908UEFrkUys

自宅でのんびり見たい方は、下記URLより視聴可能です↓

http://www.toastmastersondemand.com/
 
ライブストリーミング:セミファイナル全て:99ドル(昨年度)1セミファイナリストのみ:29ドル(昨年度)

玲子さんのセミファイナルの時間:現地時間 8/17(木)17:30-19:30 Semifinal 10
(日本時間:8/18(金)6:30am-8:30am)

 

増井 玲子さん 応援団長
表参道バイリンガル元会長

くどう みきこ

 


世界へ挑んだ日本人からのメッセージ 世界へ挑む日本人ワシントンD.Cへの道6

IMG_3857

2015 ラスベガス国際大会のコンテストブリーフィングの様子です。
ここにはコンテスタントしか入れませんので貴重な写真です。
ここに98人のセミファイナリストが集まり、ブリーフィングを行います。
(写真提供:田村 直樹さん)

 

 

Reiko san, Congratulations on winning the district!
もうすぐセミファイナルですね。いいなぁ、、あの舞台でスピーチができるって。

ひょっとしたらいまはわからないことがありすぎて不安のほうが大きいかもしれないけど
すべてが終わる頃にはそれまでに重圧と感じていたものがうそのように忘れられない最高の思い出になっていると思います。

そしてなによりも、ディストリクトの代表として世界大会に出場することで得られるベネフィットは計り知れません。
ベネフィットは余すことなく根こそぎ全部刈り取って日本に持って帰ってきましょう!

そこで、知ってるのと知らないのでは大違い、
『世界大会 セミ ファイナリストとしての 機会を 最高のものにする フル 活用術』を5つ紹介しよう!
名付けて、S S F K S F K !(藤木直人っぽく。。)
 
 
1. マイクテストは実際にスピーチをする

セミファイナリストは一人につき、約1分間マイクテストをする機会が与えられます。

実際の舞台の上で、実際の服装で、実際のマイクの着用位置で、本番とほぼ同様の場面で1分間何をしてもいいのです。

ここで並のセミファイナリストは、”Ah Ah.. can you hear me clearly?” なんて言いながらマイクをテストします。

プロのセミファイナリストは、ここで実際のスピーチをします。

とくにオープニング、もっとも大きな声を出すところ、もっとも小さい声をだすところ、もっとも激しくボディランゲージを使うところ、それぞれについて、時間いっぱいまで実際にスピーチをしてください。

マイクテストでスピーチを聞かれるのを恥ずかしがる必要は全然ありません。会場は部外者シャットアウトですので他のコンテスタントに聞かれるくらいで、そんなことは気にする必要はまったくありません。マイクテストは、実際のスピーチで1分間フル活用しよう。
 
 
2. 名刺を用意する

事前に、ちゃんとした名刺印刷屋さんにつくってもらおう。100枚くらいで足りると思います。

名刺にはちゃんと、2016 Semifinalist の文字を入れましょう。

世界大会の開催期間中たくさんのToastmastersとの出会いがあります。

Semifinalistであることを知ると相手が興奮してきて、会話が弾みまくるし、たくさん友達ができます。

2,500人の来場者は、たった100人のセミファイナリスト達と話をしたいのです。

 
 
3. ブリーフィングセッションで質問をする
 
100人のセミファイナリストが一堂に会して、木曜日の朝7時30分から、ブリーフィングセッションがあります。

ここでGessica (毎年彼女が説明するはず)からセミファイナルの注意点などについて話があり、Q&Aセッションが15分ほどあります。このとき、セミファイナリストはどんなことでも質問ができる機会があります

なかには ”How much time can I speak to be qualified?” みたいな、えーっ!?っていうしょうもない質問をする奴もいます。

もちろん質問の内容は多岐にわたりますが、ほとんどの質問は、「そんなことも知らないでよくディストリクト勝ったなぁ」っていうのが多いです。

でもこの場で手を挙げて、質問をする、100人のセミファイナリストの前でしゃべるということはすごく大事です。緊張がほどけて気分がすこし楽になります。質問を二つくらい用意しておいて、手を挙げて質問をしよう!
 
 
4.同じセミファイナリスト10人とコンテストチェアの集合写真を撮る
 
ブリーフィングセッションで、同じ組のコンテスタントたちに声をかけて、集合写真を撮る提案をしましょう。

タイミングとしては、ブリーフィングが終わるころがちょうどいいと思います。

コンテストチェアもそのへんでうろうろしてると思うので、コンテストチェアにも入ってもらって、そのへんにいるアシスタントにカメラを渡して撮ってもらいましょう。するとほかのコンテスタントもスマホをそのアシスタントに渡しはじめます。

記念写真を撮るとみんなきっと喜ぶし、なによりその写真はいい記念になります。 ちなみにぼくの9人のコンテストメイトとはいまでもFBでつながっていて、世界中での活躍を報告しあっています。
 
 
5. スピーチを思いっきり楽しむ
 
最近の3大会をみるかぎりでは、会場は比較的明るめに設定されていて、多少のスポットライトのまぶしさはあるものの、一人一人のオーディエンスの顔がすごくよく見えます。

みんなすごく楽しそうに笑い、スピーカーに寄り添うように真剣にスピーチを聴いてくれます。発したひとことひとことに、ものすごい勢いで反応してくれます。本当に気持ちのいい7分間です。時間がたつのを忘れるほどです。だからそんなオーディエンスとの対話を思いっきり楽しんでください。
 
 
あのスピーチなら絶対セミファイナルは勝てます。
 
 
日本人として初めてファイナルの舞台に立つReikoさんの姿をみるために、ぼくもDCで応援します。
 
 
田村直樹
 
 
— 「世界へ挑んだ日本人」から「世界へ挑む日本人」へのメッセージ

2015 チャンピオン 田村直樹さん、ありがとうございました。

 

 

—次回へ続きます。

「東北のみんなから、玲子さんへの熱いメッセージ」

 

 

【ザ・朝活】ワシントンD.C国際大会を楽しもう!

玲子さんの応援「&Toastmasters Internationalセミファイナル」のライブ中継を致します。

日時:8/19 6:30am- 9am
場所;Miki’s Cafe(京王線幡ヶ谷駅北口より徒歩8分:渋谷区幡ヶ谷3-16-3)
Charge: 3000 Yen ( Live fee + breakfast included) TMI Internationalから配線されるライブストーリングを上映します
定員30名(立ち席になります。立ち見に支障のある方は椅子をご用意いたしますので、遠慮なくお知らせください)

お申し込みはこちらから➡https://www.secure-cloud.jp/sf/1467925908UEFrkUys

自宅でのんびり見たい方は、下記URLより視聴可能です↓

http://www.toastmastersondemand.com/
 
ライブストリーミング:セミファイナル全て:99ドル(昨年度)1セミファイナリストのみ:29ドル(昨年度)

玲子さんのセミファイナルの時間:現地時間 8/17(木)17:30-19:30 Semifinal 10
(日本時間:8/18(金)6:30am-8:30am)

 

増井 玲子さん 応援団長
表参道バイリンガル元会長

くどう みきこ

 

 


気がついて、支えたくて何ができるか– 世界へ挑む日本人ワシントンD.Cへの道5

 

IMG_3970

 

2015年8月 ラスベガス国際大会オープニングセレモニーにて

 

 

これは、a bad example だったのかもしれない。

 

それまで全く接点がなく、いきなり会長として私を招いてくれた表参道バイリンガル。

 

昨年の6月に入会して同時に会長となり、メンバーの顔と名前も右も左もわからない日々が続いた。

 

テーブルトピックマスターを仰せつかっても、誰がメンバーで誰がゲストかわからない。

会長として私をスカウトしてくれた人は、期が変わったとたんしばらく姿を現さなくなり相談しても返答もなく、何が何だかわからない。

クラブの会長として、そんな戸惑いと困惑の日々が続いた。

 

 

そんな中、ラスベガスの夜に玲子さんが泣いていた姿–
それが、私のもやもやした心とリンクした。

 

— やっぱり、この人とならまた頑張れるかもしれない —

 

 

2012年12月。

 

初めて入会したトーストマスターズのクラブで

 

「初めまして!くどうさんのメンターです。これからよろしくお願いします」

 

と言って初めて声をかけてくれた人が、玲子さんだった。
その英語クラブは、私にはレベルが高すぎて普通に英語を話すだけでも足がすくみ

 

その後2年以上私はアイスブレイク(CC1) すらトライすることもできなかった。

 

なので、玲子さんは私にとってスピーチのメンターというより

 

私がそのクラブの中で、役員をさせて頂いた時のメンターだった。
当時の私は、転職したばかりで出張が続きほとんど例会にも参加できず、たまに出ても役員同士の会話にもついていけず、焦りと焦燥ばかりが募っていった時期で

 

ある議案に「聞いてない。もう一度話し合ってほしい」と、当時そのクラブの会長だった玲子さんに伝えた時に言われたメールでのアドバイスが今でも忘れられない。

 

—–ECでの決定以後、さらに各役員の承認を得ることはあり得ませんが、みきこさんが正当な理由があって強く反対するなら、一度決定した事項であっても、みきこさんの意見を尊重します。次回のEC ミーティングでもう一度話し合いましょう。
忙しくて参加できないことは、全然構いません。

 

しかし、自分が知らなかったこと、気づいたことをもって相手を責めるのではなく、今後は、「では、一役員ととしてどんなことが提案できるか」という視点で考えて意見を出してみてください。

 

ちょっとしたことですが、みきこさんのLeaderとしての品格をさらに高めてくれると思います。 —

 

それ以前もそれ以後も、こんなに的確に私のimprovement pointを指摘し優しい言葉をかけてくれたトーストマスターは玲子さんしかいない。
前期会長を務めた表参道バイリンガルで、私は玲子さんのような優しい言葉をメンバーにかけることができなかったが・・・

 

昨年の夏のラスベガスの夜で玲子さんに「ラブコール」し、また同じクラブで頑張れることは、私にとっても大きなアクセルとなった。

 

IMG_3957

 

昨年8月、ラスベガス国際大会のオープニング。
ロックンロールなスタートだったが、今年はどんな幕開けなんだろう?
ワシントンD.C大会まであと1カ月半となり、

 

周りからは「玲子さん、世界一を!」 とか 「昨年同様入賞を!」とか「Reiko wil win!! 」とか
色々な方向で声援が盛り上がってきている。
世界へ挑む日本人への応援には、人それぞれのカタチがある。

 

応援には、人それぞれのこだわりがある。

 

人それぞれであっていいと思う。

「応援」という良心が、コンテスタントを傷つけることがなければ。

私は、玲子さんが「世界へ初めて挑む舞台で、なるべくリラックスして思いっきり楽しんでもらえるように」 一個人として応援を続けている。

IMG_4315

玲子さんを応援しよう!スケッチブックは2冊になり

1冊は自分が、もう1冊は東北のあるクラブの方が持ち歩き今東日本を周っています。

 

そのことは、また次回お伝えしたいと思います。

 

玲子さん、身体に気を付けて、頑張ってね。もうちょっと!

 

—次回に続きます。

増井 玲子さん応援団長

表参道バイリンガル 元会長

くどう みきこ

【ザ・朝活】ワシントンD.C国際大会を楽しもう!

玲子さんの応援「&Toastmasters Internationalセミファイナル」のライブ中継を致します。

日時:8/19 6:30am- 9am
場所;Miki’s Cafe(京王線幡ヶ谷駅北口より徒歩8分:渋谷区幡ヶ谷3-16-3)
Charge: 3000 Yen ( Live fee + breakfast included) TMI Internationalから配線されるライブストーリングを上映します
定員30名(立ち席になります。立ち見に支障のある方は椅子をご用意いたしますので、遠慮なくお知らせください)

お申し込みはこちらから➡https://www.secure-cloud.jp/sf/1467925908UEFrkUys

自宅でのんびり見たい方は、下記URLより視聴可能です↓

http://www.toastmastersondemand.com/
 
ライブストリーミング:セミファイナル全て:99ドル(昨年度)1セミファイナリストのみ:29ドル(昨年度)

玲子さんのセミファイナルの時間:現地時間 8/17(木)17:30-19:30 Semifinal 10
(日本時間:8/18(金)6:30am-8:30am)


ダディ 世界へ挑む日本人ワシントンD.Cへの道 4

IMG_0952
写真提供:玲子さん
(写真掲載については、代理許可を含め写っているすべての方の了承を得て掲載しています)

 

尊敬するスピーカーもいっぱいいます(笑)

 

例えば、Nancy Duarteとか、Mark Brownとか、Kwong Yue Yangとかね。
でも、たぶん、私に最も影響を与えたのは、もっと身近な人ではないかと思います。
お父さんとか、小学校の校長先生とか。。
今回は、そんな身近な人の中で、自分のスピーチに最も大きな影響を与えた人のことを書いてみました。
—————————————————————————————-

「で、結局何が言いたかったんだ?」

講壇に立った大きな男は、にやりと笑ってそう言った。

 

この日、私はCCマニュアル3本目のスピーチを終えて、この人の論評を待っていた。

辞書で英単語を調べて、ネットの翻訳機能を使って。

英語スピーチ原稿1枚書き終えるのに普通に2か月かかった。

やっと仕上がったA4 用紙1枚の大作。

それを私はこの日、講壇で堂々と完全朗読した。

 

トーストマスターズに入会してまだ半年くらいだった私には、そもそも「スピーチ」が何なのかがよくわからなかった。書き文章でスピーチを書くということも、書いたものをただひたすら7分読む、ということも、悪いなんてちっとも思ってなかった。スピーチにメッセージが必要だなんて、考えたこともなかった。

それでも今までの2回は褒められてきた。

きっと今回も褒めてもらえる。

 

ところが、今回の論評者は違った。

講壇に立つなり私を見て、大きな声でこう言った。

「で、君は結局何が言いたかったんだ?僕らに何を伝えたかった?何を感じてほしかった?

それが伝わってこないスピーチはスピーチとは言わない。」

 

「。。。」

クエスチョンマークが100個くらい浮かんだ。

教室が凍ったみたいになった。

そこから3分間、彼は一度も私を褒めなかった。

 

「何も伝わってこなかった。

それは、君が朗読したからじゃない。

そもそも、伝えたいことが何なのか、君自身がわかってないからだ。」

 

彼はその日、スピーチにはメッセージが必要だということを教えてくれた。

ストーリーの中にある「感動」を掘り下げていくと、必ずそこに「理由」が存在する、それが君のメッセージの「種」なんだと。

それをとにかく掘り下げて、自分のメッセージを探すんだと。

 

散々怒られてあからさまにめげた私に、彼は最後にこう言った。

「書き直してもう一度やってみなさい。

何度でも見てあげるから。」

 

この言葉にグッと来たのは、私だけではなかったと思う。

自分の論評の責任さえ取ろうとするその態度に、彼の真剣さを感じた。

人前で話すということは、発した言葉の責任が問われるべきことである。

 

「この人に褒められるスピーチを書きたい」

 

この大きな声の論評者こそ、私が最も信頼を置くスピーカーの1人、ラスカイル・ハウザーだ。

私にとっては、まさに、スピーチのダディだ。

彼の言葉には鋭い理知がある。

そしていつも、深い愛がある。

 

あの衝撃の夜から3年間、彼は、私のほぼすべてのスピーチを見てきた。

そして今回も。

 

ディストリクトが終わって2週間後、私はやっぱり彼に原稿を見せることにした。

今度こそ、褒めてもらいたかった。

ところが。。。

 

彼はそんなに時間もかけずに原稿を読み、

そんなに深く考えた様子もなく、

顔を上げるとこう言った。

「成長したね。腹立たしいほど。」

 

ん??喜ぶところか?

「ありがとう」って言いかけた私の口より早く、次の言葉が来た。

 

「でも、結局何が言いたかったんだい?」

 

ん??

クエスチョンマークが100個くらい頭に浮かんだ。

どう読んでもメッセージはあるでしょ!?

 

あからさまに腑に落ちない顔をした私に、彼はひるまず続けた。

「メッセージは明確にある。

ただ、もっと深くなる。もう一度掘り下げてみなさい。

セミファイナルまであと2か月ある。

とにかくメッセージを掘り下げて掘り下げて。。。

もう一度向き合ってみなさい。」

 

そして最後に、にやりと笑ってこう言った。

「何度でも見てあげるから。」

 

 

— 次回へ続きます。

 

次回予告 「玲子さん応援メッセージスケッチブック、東北へ旅に出てます」

——————————————————————————————————-

<表参道バイリンガル180回特別例会のお知らせ Special Meeting Announcement>

District 76代表そして日本代表として、8月に行われるワシントン国際大会に出場する、表参道バイリンガルトーストマスターズクラブのメンバー増井 玲子さんの壮行会を兼ねた壮行例会を開催します。他のトーストマスターズクラブのメンバーも参加可能です。皆様から増井さんへの熱い応援をお待ちしております!

The winner of the International Speech Contest 2016 in Japan, TM Reiko Masui from Omotesando Bilingual Toastmasters Club is going to Washington D.C. as a representative of Japan. Her send off party will be held by Omotesando Bilingual Toastmasters Club. Join us to support Reiko!

<例会詳細 Details>

・日時/Date:2016年7月30日(土)17時~20時 2016 July 30(SAT) 17:00PM~20:00PM

・料金/Fee:5,000yen

・場所/Place:Green Lounge Shibuya

・地図/Map:https://plus.google.com/104619190266711739432/

・お問い合わせ/Inquiry:http://omotesando-tmc.org/wp/contact/
トーストマスターズクラブ会員のみ、壮行例会の参加申込可能です。参加ご希望の方は、以下のフォームに必要情報を入力、送信をお願い致します。申込期限は2016年7月22日金曜日23:59となります。Please note that only member of Toastmaster Club can apply for the send off party. Please fill out the form below and send us. The closing date is at 23:59 on Friday 22th July 2016.

▼お申し込みはこちらからどうぞ ↓ お申込みフォーム Apply Form
http://goo.gl/forms/oP9FhsLOwg8Q8sDv1

 

 

 

 

表参道バイリンガル 元会長

増井 玲子さん 応援団長

くどう みきこ


Go Reiko ! 玲子さんとともに楽しもう「わたしたちの旅」 世界へ挑む日本人3

13396554_1242703229082005_1442744281_o

2016年5月28日  まーやんは日本を制した。
そして2016年5月29日 玲子さんは日本を制し、「世界へ挑む日本人」 となった。
(写真提供:岩佐 和哉さん/ 表参道バイリンガルトーストマスターズ)

 

 

前回本人が紹介した「Blackbird」の他に、あの時のパーティーで玲子さんが歌ったのは「Take the A train」だった。

 

ジャズナンバーとしてはあまりにも有名な一曲。

その曲に乗せられた歌詞もとてもシンプルなものだ。

「さあ、A列車に乗ろう。ハーレムのシュガーヒルに行くんだ・・・乗り遅れたら大変だ。ほら、列車が来るぞ。聞こえるだろう?レールが軋む音が」

 

実は、こんなシンプルな歌詞にこそジャズの真髄があるのだという。なけなしの金をはたいてA列車に乗り、ハーレムに向かう。ハーレムにあるのはアポロシアター。ジャズの聖地とも言えるホールだ。アフリカン・アメリカンたちはたとえその後のお金がなくなっても、A列車に乗っては、アポロシアターにてその日奏でられるジャズナンバーに陶酔したのである。

 

まさに「Now is the time」。それは今その時に訪れるものに全てをかける、ジャズの根底に流れる精神そのものだ。

 

スピーチコンテストを勝ち抜くことは、言うまでもなく容易ではない。自らが作り上げたスクリプトを信じること、無数のフィードバックから、自分に有益なものを吸収すること、そして、気がすむまで練習を繰り返すこと・・・たくさんのことを事前にやり尽くさねばならない。

 

しかし一方で、どんなに練習を積んでも、コンテスト本番の空気を完璧に想像することなどできはしない。だからこそ、コンテストに臨むスピーカー達には「今」をとことん楽しむ度胸が求められる。

 

その日、その舞台でしかありえない聴衆のリアクション。そしてその刹那もたらされるスピーチのアイデア。とめどなく溢れるアドレナリンをギリギリの理性でコントロールし、あらかじめ用意したスクリプトを破綻させないように、それでいて、その瞬間にしか生まれない声で、表情で、聴衆に投げかける。

 

ジャズを愛する玲子さんにとってそれは、何よりも楽しい時間だっただろう。苦しい練習や時として浴びせられる心ないフィードバックや・・・そう言った辛さを乗り越えたからこそ享受できる「今」を、彼女はきっと全身で味わったに違いない。

 

「聞こえるだろう?レールが軋む音が」

玲子さんは、舞台上で何を見、何を聞いたのだろう。それは本人にしかわからないことだ。世界大会が行われるワシントンDCでもきっと、ステージ上で何かが玲子さんの目前に舞い降りるに違いない。

 

それは天使なのか、悪魔なのか・・・それとも、やはりA列車なのか。

なけなしの勇気をはたいて、玲子さんはシュガーヒルの・・・いや、ワシントンDCのてっぺんを目指す。

 

 

IMG_0315

 

喉から手が出るほど行きたい、今年のワシントンD.C 国際大会。
すぐにでも予約して、玲子さんが現地で頑張る姿を見たい。
ワシントンD.Cバイリンガルトーストマスターズに友達もいるのに—

しかし— 今年、私は行くことができないのです。
本当に悔しい。
だから、今年は「玲子さんのために、日本一やさしい応援団長になる」
ことを決めました。

 

ということで・・今年は

「もうひとつの小さな小さな旅」を始めます。

 

用意した、モレスキンの赤いスケッチブック。

今週からできる限り色々なクラブを訪問し、玲子さんのために「たくさんの応援メッセージ」を集めます。

目標は、「1000通のメッセージを集める」こと。

現在15通の応援メッセージが集まっていますので、あと985通です。

 

8月、玲子さんがアメリカへ旅立たれる前にこのスケッチブックを渡します。

 

初めて「世界へ挑む日本人」玲子さんにとって一番のサプリメントとなるのは、「たくさんの人たちからの応援メッセージ」。

あのセミファイナルの大舞台で、足がすくまないように

玲子さんの緊張を少しでも和らげ、ステージを楽しんでもらうためには、「皆さんからのたくさんの応援メッセージ」がいちばんエネルギーになるのです。

 

そして– 是非皆さんもこの小さな旅を一緒に楽しみませんか?

 

出来る限り色々なクラブへ足を運び、「世界へ挑む日本人」玲子さんへの応援メッセージをたくさん頂きたく、お邪魔いたします。

 

& 小さな旅の第1号、第2号は

6/24 (金) Pioneer Toastmasters

6/25 (土)T4 – Tokyo Table Topic Toastmasters

 

からスタートして行きます。

 

玲子さんの応援メッセージを1000通集めてワシントンD.Cへ届けよう!

そんな、一見無謀なプロジェクトを理解し支えてくださる各クラブとメンバーの皆さんに、心から感謝とお礼を申し上げます。

 

同時にー全国のTMCの皆さんから、応援メッセージを受け付けています。

 

Go Reiko !!

 

 

「世界へ挑む日本人の挑戦」は、たったひとりだけのものや、特定の人たちだけのモノではありません。

 

それをサポートする私たち– チャンピオンを想う気持ち、そのためのアクション全てが「世界へ貢献する道」につながるのです。

 

例え、居場所やカタチが違っても

思いは一緒です。

 

玲子さん、頑張って。

 

日本中のトーストマスターたちが、

 

そして、世界中のすべての日本人が、玲子さんを応援しています。

 

 

 

—次回へ続きます。

「世界へ挑む日本人」がインスパイアされる人って?

 

表参道バイリンガル 会長/ 増井 玲子さん 応援団長

くどう みきこ

 

 


船上のBlackbird 世界へ挑む日本人2016 ワシントンD.Cへの道2

11216618_10153096414158924_5254900262490605553_o

2015年7月5日の田村 直樹さんの壮行会でコンビを組んだ玲子さんとまーやん。
その1年後、日英スピーチコンテスト全国大会でそれぞれがチャンピオンになるとは誰が予想しただろうか。
(写真提供 竹内 康夫さん by 飯田橋 /響 /Cosmos トーストマスターズクラブ)

 

Blackbird—

Beatlesの、大変有名な曲である。

そして昨年の夏、ラスベガスで消えた夜にひとりで泣いていた玲子さんのHeart of heartsを表現していた歌でもある。

今日のブログは、Jazz Vocalist として玲子さんから頂いたメッセージを、そのままご紹介します。

 

 

好きな曲はたくさんあります。       ← クリックすると曲が流れます

でも、今ならBlackbirdかなぁ。

Blackbirdは1968年に発表されたビートルズの名曲で人種差別に屈することのなかったある女性のニュースがもとになって書かれた曲だと、何かで読んだことがあります。

私がこの曲を初めて演奏したのは、2015年7月5日、Jazz Live でした。

 

以下、思い出すままに書きます。

————————————————————

2015年7月5日

開店直後の楽器屋さんへ行く。

予約しておいたアンプを借り、道路脇まで引きずっていく。キャスターがついてはいるものの、かなり重い。

肩から下げたカバンには、新調したお気に入りのマイクが入っていた。

ふと見上げると、彼がサックスをかかえて立っていた。

本当は深夜まで練習して、ろくに寝ていないだろうに、そんなことはほとんど感じさせない。

2人でタクシーに乗り込み、お台場の船着き所へ急ぐ。

 

この日は日本代表の壮行会、船上パーティーだった。

彼と私は船上Jazz liveを仰せつかった。

チャンピオンへの精一杯の声援と、チャンピオンになれなかった自分たちへの精一杯の慰めと。

それぞれの思いと重い楽器を抱えて、私たちは船に乗り込んだ。。

 

彼は「まーやん」と呼ばれていた。

彼のことはほとんど知らなかった。

サックスを聞くまで。

前年秋の全国大会余興で吹いたスタンド・バイ・ミーのテーマ。

空気を割っていくような迫力。なのに、繊細な息遣いで絶妙な抑揚をつけてくる。

すごい、この人!!

 

そんなまーやんとDuoを仰せつかった。

6月のある日曜日、八重洲のプロントで初打ち合わせ、っていうか、ほぼ初顔合わせ。

あの時のあの人とDuo!?

想像するだけで緊張した。

 

打ち合わせは意外にもサクっと1時間ほどで済んだ。

適当な曲を3曲選び、その場で音を確認しながらKeyまで決めきった!

 

。。。はずだった。

 

家に帰ってみると。。。

数日過ごしてみると。。。

やはり、どうしてもあきらめられない曲が出てきた。

何度も何度も、あの一節が頭をよぎる。

 

どうしてもこの曲をやりたい。

 

そのたった一節のために、「この曲に変えたい」 ってまーやんに言ったら、怒られないだろうか。。。

今まで一度も歌ったことのない、楽譜もない。 Keyもわからない曲だ。

でも、思い切って彼にメールしてみる。

だめかなぁ。。

すると彼は即座にこう返してきた。

「わかった、やってみようよ。」

 

「やりたいって気持ちがすごく伝わってくる。

多分、玲子さんが今やるべき曲なんだろうね。」

この人は時々妙なことを言い当ててしまう。

 

その曲というのが、Blackbird。

人種差別に屈さなかったある女性がモデルになっていると言われている。

 

「ゴォー」という船のエンジン音にまみれながら、静かにこの曲を始めた。

目の前には、日本代表を応援しようと集まったたくさんのトーストマスターズの人たち。

本当は、彼らだってみんな、チャンピオン目指して闘ってきた人たちなのだろう。

そして…その旅のどこかで敗北を味わってきたのだろう。

私たちと同じだ。

 

トーストマスターズのコンテストでは、1位を取った人間だけが次のコンテストに進める。

2位でも3位でも、次のステージには上がれない。

参戦した誰もが、その挑戦ーそしてどこかで悔しさを味わうことになる。

 

負けても屈さず、それでも頭をもたげて来季を待ち望むたくさんのトーストマスターたちの姿が、Blackbirdの歌詞に絶妙にリンクしてしまう

 

「負けたんじゃない。時を待っているだけだ」

 

っていう静かな決意を、まーやんのサックスは優しい音にしてくれる。

 

Blackbird singing in the dead of night.

Take these broken wings and learn to fly.

All your life.

You were only waiting for the moment to arise.

 

あれから約1年。

まーやんと私はほとんど連絡を取ってなかった。

彼がどんな風に過ごしてきたのか、私はほとんど知らなかった。

そんなある日、まーやんが全国大会へ駒を進めたことを聞いた。

とうとうきたか。

 

あの日のBlackbirdを思い出した。

「負けたんじゃない。時を待っているだけ。」

 

2016年5月28日、まーやんはとうとう、日本語コンテストで日本チャンピオンになった。

その翌日、私は英語コンテストでまーやんに続いた。奇跡だと思った。

 

7月のあの日、私たちは船上で鳴く2羽の Blackbird だった。

傷ついた羽根を取って飛び方を学ぼうとしながら。

負けたんじゃない。時を待っているんだって強がりながら。

 

あの日サックスを握っていた両手には、大きなトロフィーが渡された。

そのトロフィーには、金色の大きな鳥がとまっていた。

 

すべてのBlackbirdには、必ず飛べる日がくる。

 

その時は、必ずやって来る。

 

You are only waiting for the moment to arise. 

 

 

2016年、District 76代表そして日本代表として、世界へ挑む日本人 増井 玲子さん。

 

そして、同じくDistrict 76代表としてもうひとりのチャンピオンとなったまーやん。

 

おめでとうございます。

 

そして、素敵なドラマをありがとう。

 

— 次回へ続きます。

 

次回予告—今年は「1冊のスケッチブック」からスタートします。

玲子さんはシュガーヒルの・・・いや、ワシントンDCのてっぺんを目指す。

「Blackbird」の裏話とこれから始まる「応援メッセージ」の旅

 

表参道バイリンガル 会長/ 増井 玲子さん 応援団長

くどう みきこ


ラスベガスで消えた夜 世界へ挑む日本人2016 ワシントンD.Cへの道

13321195_10154218845222010_1201178123_o

全国大会前夜、大阪国際交流センターにて。
表参道バイリンガルメンバーからのメッセージを渡した時の玲子さんの笑みが印象的でした。
※写真提供/田中 真奈さん(Pioneer TMC)

 

2015年8月13日、ラスベガス。

トーストマスターズインターナショナルセミファイナル終了後、まだ会場はざわついていた。

 

日本人初のセミファイナル入賞となった田村 直樹さんを囲み、3度目の挑戦にして「新たな歴史」が生まれた瞬間。

 

砂漠のど真ん中にあるラスベガスの厳しい暑さと同時に最高の歓喜となり、ものすごい熱気と情熱に包まれていた。

 

時計は夜の10時を回っていた。

 

予選で2位となった田村さんの祝賀会へと足を向けるメンバーの中に、玲子さんの姿はなかった。

 

「あれ?増井さんは?」

 

玲子さんをよく知っている、Iさんが言った。

 

「なんか、具合あまりよくないみたいです。着いたばかりで相当疲れているみたいです」

 

私は言った。

 

「具合が悪い?」

 

「そっとしておいた方がいいと思います。明日はよくなると思いますよ」

 

「ふーん…」

 

こう伝えておけば、誰も玲子さんがいなくても違和感がないと思ったーー
その事だけは今もはっきりと覚えている。
祝賀会が終わり部屋に戻ると、玲子さんは部屋を真っ暗にして横になっていた。

 

枕元には、白紙のノートとペンが置かれていた。

 

「祝賀会でられなくてごめん。疲れちゃった。でも、スピーチの案考えてたんだ」

 

私と玲子さんは、ラスベガスで同室だった。

 

とはいえ、お互いの行動に干渉しない。食事を取るのも別々。

 

気は合うものの、ある程度の距離感をいつもキープしてお互いを尊重している—

 

玲子さんはそんなトーストマスターズの仲間であり、私の最初のメンターでもあった。

 

セミファイナル終了後に姿を消したその夜、玲子さんは泣いていた。

IMG_3975

昨年の国際大会での玲子さんと私。
れいこさんは、歩いているだけで色々な人から声をかけられ、玲子さんも流暢な英語で返していく。
その姿はとても魅力的でスマートで、同じ女性として私は本当に羨ましい限りである。

 

何で泣いていたのかは、よくわからない。
そして、「お腹がすいた」と言った。

 

私は祝賀会で食べてきたけど、あぁ玲子さん、何も食べなかったんだね。

 

インスタントラーメン作ってあげようか?

 

鍋もあるよ。夜遅いけど、ちゃんと食べてから寝なよ。明日もいっぱいワークショップもあるから。

 

東急ハンズで買ってきた携帯鍋は火が通るまでなかなか時間がかかったが、具のないシンプルなラーメンを玲子さんは美味しそうに食べていた。

 

 

思えば今年の4月まで、彼女もコンテストに出ていた。

 

負けたことがよっぽど悔しかったのか、それで何かにショックを受けたのか、なにがあったのか。

 

少なくとも、私から見えていたのは

 

そんな自分に、「玲子さん自身が傷ついている」。

 

「負けて、泣いて、傷つくほどの悔しさ」 って何なんだろう?

 

 

本当に実力のある人のみが抱え込めるひとつの高い壁であり、私にはそんな玲子さんを慰める最適な言葉を見つける事ができなかった。

 

ただー玲子さんも、いつか世界のステージに立つ事を心のどこかで望んでいる。

 

 

そのためには、もっとスピーチができる場所が玲子さんには必要なんじゃないかな?

 

 

その頃の玲子さんは、仕事の都合で長年所属していたクラブに通えなくなり、トーストマスターズからどんどん離れて行っていた。

 

表参道バイリンガルに来ない?いつでもスピーチできるよ。

 

 

会員が20人いくかいかないかの小さなクラブだけど、大きいクラブみたいにスピーチするのに数カ月待たなきゃいけない、なんてこともないし。

 

また一緒に頑張ろうよ、そしてアメリカ大会のステージ目指そうよ。そしたら玲子さんのブログ書くから。

 

わたしは、そう言うのが精いっぱいだった。
部屋中に漂い始めた日本のインスタントラーメンの香りに包まれ、部活後の一息のような平和な時間が流れていった。

1年後、本当に「世界へ挑む」日本人となってしまうとは、当時の私たちは知る由もなかったのだが・・・

 

 

— 次回へ続きます。

 

「世界へ挑む日本人2016 ワシントンDCへの道2」  船上のBlackbird–
時は必ず来る。

 

 

表参道バイリンガルトーストマスターズ 会長
& 増井 玲子さん 応援実行委員会 会長

 

くどう みきこ

【アンコールリクエストありがとうございます】世界へ挑む日本人が残していった「影響力」

田村さんブログ最終

2015年8月13日夜、ラスベガスにて。
田村 直樹さんが「日本人初となる」セミファイナルブロックで2位を獲得、参加していた日本人メンバー皆で打ち上げでの写真 (写真提供:東 公成さん)

 

みなさんこんにちは、くどうみきこです。

ラスベガス国際大会が終わり、1か月がたちました。

帰国してから色々な人から「ブログいつも読んでいました。すごく楽しみに毎回読んでいました。また復活して頂けませんか?」というメッセージを予想外に多くの人から頂き、驚いております。

同時に、本当にありがとうございます。

「いつも英語でしかメッセージを伝えない田村 直樹さんについて、日本語で伝えたい」

「なぜ、田村さんはそんなに強いのか。勝者のマインドとはどのようなものなのか?」

ということをTMCのメンバーではなく、まだTMCを知らない・これからTMCの世界に入る人に伝えたくて再開したブログでした。

ラスベガス国際大会が終わりあぁ、課題がこれでやっと終わった…と肩の荷がおりたと思っていたのですが、アンコールの声にお答えして—

帰国後、世界へ挑む日本人が残していった「影響力」とは何かについて、ブログを更新しました。

11856328_10206021226343676_3214866244786215163_o

田村さんのセミファイナル 2nd placeのトロフィーと参加賞。(田村さんご自身で撮影されたものです)

 

【応援ありがとう】日本の皆さんへ  世界へ挑む日本人ラスベガスへの道12<最終回> → http://www.world-addict.com/toastmasters/naoki_tamura12.html

 

ラスベガス国際大会が終わって1か月。

今でも思うことは「今回、田村さんが出場したセミファイナルブロックは非常にレベルが高かった」ということである。

IMG_4011

セミファイナルというのは、1ブロック=10人のスピーカー単位で、午後2時半~4時半まで4ブロック、午後5時~7時まで3ブロック、午後7時半~9時半まで3ブロックの計10ブロック開催される。

私は今回、すべてのブロックを積極的に見たのではないが
ブロックのレベルによっては居眠りしている人も見受けられるくらいで、「それぞれの場所・国を代表する強者の祭典」とはいえども、スピーカーの実力にまだばらつきがみられるのがセミファイナルである。

夜7時半から行われた田村さんのブロックは、その見ごたえを楽しめるほどとてもレベルが高かった。
田村さんを超えてファイナルになったアメリカ人スピーカーは(すみません、名前を憶えていませんが)
出場してきたときのインパクト、デリバリー、話し方、センス&ユーモア、ボディランゲージ・・・
全てにおいて、田村さんだけでなく他のスピーカーに勝っていたのは、素人目の私が見てもすぐにわかった。

そしてファイナル。

セミファイナル・ファイナルともに、すでに多くのTMCの方たちが私より的確で具体的な描写をされているので、ここで詳しく述べることはしないが

1位になったサウジアラビアのスピーカーは圧倒的だった。
圧倒的だった、という意味は「ラスベガス国際大会での魅せ方」が他の挑戦者と比べても、斬新でダイナミックで
ナントカ、とうスピーチの技術を応用しているという話を一緒に聞いていたアメリカから参加していた出場者に聞いたが、
「トーストマスターズのファイナルに勝つことだけでなく、いかに自分が表現したいスピーチを徹底的に形にしたパフォーマンスは抜群にステージ上で輝いていた。
田村さんのブロックから出場したアメリカ人ファイナリストの「まるで映画の描写を言葉という形にするような」洗練さと熟練さをもってしても、1位になったサウジアラビア人にはかなわなかった。

同時に、今回のトーストマスターズ国際大会は
「ネイティブじゃなくても世界に勝てる」可能性を確実にひとつの道として創りだした、新たな境地を見出した大会だったといえる。

田村さんについての視点に、少し振り返ろう。

今回、日本人でセミファイナリスト2位という前代未聞の結果をたたきだした田村さんの業績に、すでに多くのトーストマスターたちが新たなワークショップを企画したり、全国で田村さんを招くミーティングが開催され、ますます田村さんは「特別な存在」になりつつある。
3カ月間ブログを書かせていただいた私が「声をかけるのに気が引けるほど」その存在感はますます大きなものとなり
(でも、田村さんは相変わらず気さくな方なのですが)、お仕事もある中で3カ月間もブログにご協力いただいた事を、改めて感謝いたします。

次回、もし田村さんがまたワシントン大会へ行くことになったとしても、もう私がブログで「田村さんの公認ストーカー」にならなくても
きっと誰かが追っかけてくれるかもしれないし 笑
その方が、田村さんも嬉しいかもしれないし 大笑
私が「世界へ挑む日本人」として、田村さんを知らない方・トーストマスターズを知らない方ににお伝えしたかった事は
今後、私より真面目で熱心にトーストマスターズに取り組んでいる誰かが伝えてくれるでしょう・・・と、そんな「何かを卒業したような」面持ちで今は捉えている。

しかしながら・・・もしラスベガスの、あの「ファイナル」に今回田村さんがステージに立っていたら
1位のサウジアラビア人ファイナリストに勝利することは難しかったかもしれないが、2位、3位の挑戦者には「勝てた」のではないかと思う。

田村さん、勝ってほしかった。

それだけ、今回の田村さんが見せてくれたラスベガスでのスピーチは、ファイナリストのレベルに匹敵していたということだけお伝えして、
「来年は誰がこのステージに立つのか」今からのんびりとその経過を見つめることを楽しみにしている。

 

IMG_3993

ラスベガスのフードコートで飲んだビール。
ラスベガスのビールは、なんでこんなに無駄に甘いのか。。。
コーラにイソジンうがい薬を足したような、何とも言えない複雑な味わいでした。。。

 

 

私自身に限って言えば、この度は「今まで11か国70都市を旅した中で、最もトラブルが多い旅」でした。

行きの成田空港では、日本語でESTA登録をしたら不備があったために出発の15分まで出国手続きができず、そのために経由地のシアトルで乗り遅れ、「You missed the fright」と空港のカウンターで冷たくあしらわれる中、なんとかして「遅れたのは自分のせいじゃない」と必死の交渉で無料で代替え便を手配してもらい・・・ 帰りは帰りで突然フライトがキャンセルになり、保険会社に延泊費用申請の処理が、先日やっと終わりました。

※ アメリカへ行かれる皆さん、ESTA登録は必ず「英語のサイトから」申請されることをお勧めします。
理由は、日本語サイトはアメリカ政府が直接運営しているサイトではなく、代理店が行っている可能性があるからです。その場合、最低でも72時間以上の登録時間が必要となるようです。ESTA登録が3度目だった私は、今まで当日の朝でも問題なく登録ができていたため、そのことを知らず成田空港で出国手続きが終わるのに1時間40分ほどかかってしまい、今回、この旅に行かれるのか否か・・・
この日は朝から何も食べていなかったのですが、ぎりぎりまで飲まず食わずで出国手続きと戦いました…
フライト出発15分前という危機に関わらず添乗手続きを進めてくださったDELTA航空のスタッフの方に感謝しています。

実はそれだけでなく、13日のセミファイナルが行われる朝に現地で「パソコンが突然フリーズし」

田村さんのブログが更新できない・・・危機にさらされていました。

自分のfacebookに急きょ投稿し、

「SOS! 今、アメリカでパソコンがフリーズしてしまいました。どなたか助けて下さい!」

と投稿をしたところ、私の知人の一人でパソコンに詳しい方がそのコメントを見つけてくれて、日本時間の真夜中だというのに解決方法の糸口が見えるまでずっとチャットでアドバイスを下さいました。

当日の朝、ラスベガスでは Hall of Fameというオープニングセレモニーが行われていましたが、その会場に動かなくなったパソコンを持参し、パソコンに詳しい数人からの真摯なアドバイスを借りながら、1時間以上かけてトラブルの原因を解明し、パソコンが再び立ち上がり、無事にブログの更新ができたのです。

※そのために、I さんのHall of Fameの舞台へ立つ機会を失わせてしまいました・・・目立ちたがり屋(?) のIさんがHall of Fameの写真に写っていないのは私のせいです。ゴメンナサイ。。。 涙

今回、Hall of Fameの会場で私のパソコン修復に全力を注いでくださったDipeshさんと岩佐さんのビックヘルプは、今後も忘れません。本当にありがとう!!

IMG_9654

初日のHall of Fame の会場で、私のフリーズしたパソコン修復に全力を注いでくれたKazさんとDipeshさん。それだけみんなが「田村さんのブログを絶対に更新しなければ!」と本気だったのです。

 

以上、「世界へ挑む日本人」アンコールとちょっとした裏話となりましたが、

私が知らない多くのメンバーの方からも「ブログ読んでます」「これからも続けてください」「今度はいつ更新するんですか?」と感想を頂き、改めてありがとうございます。

今後ですが、トーストマスターズについて私が考えている拙い話を、不定期にちょこちょこと更新できればと思っております。

わたし自身、「一生涯をトーストマスターズにかけるような」熱心なメンバーではないので 笑

感性が合う方に、気軽に読みたい時に振り返って頂けるブログになればいいなぁと思っております。

 

それでは、みなさん

また、どこかでお会いしましょう (^_^) ♪

 

IMG_4090

帰国前夜、ラスベガスの夜のあるカフェで。

 

Toastmasters International は「実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ」アメリカ発祥の非営利教育団体です。126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで学んでみませんか?私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
詳しくはこちらから↓ Toastmasters Distritct 76 Japan
https://www.facebook.com/tmdistrict76?__mref=message_bubble

 

 

「日本から、世界のために何ができるか」
10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)

 

 

 

 

 


【番外編】世界へ挑む日本人ラスベガスへの道 2015年国際大会を振り返って

IMG_4081

14日(金)午後2時から行われた Golden Gavel Event
グラミン銀行創立者モハメド・ユヌス氏の講演

 

 

みなさんおはようございます、ラスベガスからくどうみきこです。

 

なんと・・・

 

帰りの飛行機がキャンセルになりました。。。

 

で、帰国が明日になってしまい、所持金も少ないため今日はホテル周辺でまったりしているしかなさそうなのですが

せっかくなので「世界へ挑む日本人ラスベガスへの道」として、今回の国際大会をわずかながらブログで振り返ってみたいと思います。当初予定していた更新ではないため、写真などが不足しておりますが、facebook TMCのページにみなさんが掲載してくださった写真と共にお楽しみください。

 

【12日 Opening Ceremonies & Keynote session 】

IMG_3954

12日午後5時から始まったオープニングセッション。

初めて参加した一昨年のシンシナティ大会と比べてまず感じたことは、参加国&参加者が圧倒的に増えたーということです。

それまで聞き覚えのなかったアフリカ諸国、中央ヨーロッパの国旗が多く見られたのがとても印象的でした。

会場も非常に大きく、同じく日本から来ている参加者と殆ど会うこともないくらい常に大勢の人でごったがえしていました。

 

IMG_3964

オープニングセレモニーのすぐ後に行われたParticia Fripp さんとDarren LaCroixさんのセッションは、翌日の午後と計2回行われたのですが、12日のワークショップはPatricia さんの「スピーチの中でsome,many, few, stuffなどを使わず、数字などで具体的に伝える」など120%徹底的に実践に落とし込むワークショップは、日本ではけっしてみられないハイレベルな内容でした。 13日は、DarrenさんとPatriciaさんの前で話すアメリカの各クラブメンバーが、お二人の指摘を受けながら目の前でみるみる改善されていくという「まるで使用前と使用後の変化を目の前で見せつけられる」といった生々しい臨場感が目の前で表現されて行きました。

詳しくは書きませんが、トーストマスターズ国際大会のワークショップは「今すぐやって、すぐに。やって結果をだして」と背中を押されるようなアウトプット型のセミナーが3,4つありました。

13日は2つのワークショップを経て、皆さんご存知の通りセミファイナルが行われました。

今回、Sunrise Toastmastersの田村 直樹さんが見事日本人初となるSecond placeを受賞されました。

これについてはおそらく「すでに皆さんの方がご存知だと思うので」 ここでは割愛します。

 

IMG_3978

Toastmastes Marketplace (売店)にて。オリジナルテディベアが山積みに積まれていました。

 

【Workshops and Golden Gavel Event 】

14日は、私は1歩も外に出ず1日中ワークショップを聞いていました。

今回、12日~15日の間に全部で7つのワークショップがあったのですが、そのうち私は6つに参加しました。

個人的に最も印象深かったのは Marilyn Tam さんのワークショップです。

16歳で香港からひとりアメリカにわたり、ReebokやNIKEの社長もされたという正に「アメリカンドリーム」を生きてきたMarilynさんはとても素敵な方で、よく洗練された知的な話し方が一瞬で印象に残りました。「21世紀のマネジメントはお金、健康、人間関係+スピリチュアルが大事である」というMarilynさんの話の内容は、日本人の私にはとてもしっくりくるものがあり、ロジカルシンキングをきちんと押さえた中でスピリチュアルな感性を受け入れるという最も難しいマネジメントスキルの提案に、大きな共感と感動を得ました。ワークショップ終了直後、すぐにマーケットプレイスに行って彼女の本を買いサインを頂きましたが本は30分ほどですべて売り切れ、サイン待ちには出口まで続く長い行列ができていました。

IMG_4079

Leadership Excellence, How you can Achieve it のワークショップの後、presenterのMarilynさんと共に

 

この日の午後、Golden Gavel Eventがありました。各Districtの現ディレクターと前ディレクターがメイン舞台で紹介されるのですが、私のようなトーストマスターズ初心者には個人的にいちばんおすすめのイベントです。何がおすすめかというと、各国の入場の仕方や各参加者の装いを見ているだけでとても面白いのです。アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、そしてアメリカ諸国ーこれだけの多文化がいっぺんに集まる非営利教育団体のイベントは他に類を見ないのでは?と思います。

IMG_4082

 

そして最も印象に残るイベントとして今回、私がイチオシだったのは Golden Gavel Event です。

なんと・・・ノーベル平和賞モハメド・ユヌスさんの演説を目の前で見ることができたのです!

たぶん1時間くらいの演説だったと思いますが、

圧巻でした。

何がすごかったかって、「観衆の反応」です。

セミファイナルで味わった興奮もさながら、「社会を相手にスピーチができる」人に対しての欧米人の反応が全然違うのです。

セミファイナル・ファイナルは「実力を競う大会」ですが、個人の力で戦いあうイベントです。

今回のGoleden Gavel Eventで目の前にした姿、それは「偉業を成し遂げた人へのリスペクトが、欧米社会でどれだけの価値があるのか」ということを肌で知ることができたということでした。今回の国際大会のスピーチ全てをToastmasters On Demandから購入することはできますが、正直申し上げまして・・・ユヌスさんのこの演説の観客の反応がどのくらいすごかったのかは、残念ながら実際にここにきて見た人にしかわかりません。

 

IMG_4088

15日夜、最後のディナーで。District 27 (Washington DC)の玉木さんたちと。来年の会場はWashinton DCです。皆さんに再会できますように。

 

ファイナルが終わり(ファイナルの詳細は、すでに色々な方がfacebookで書かれていると思うので省略します)、最後のしめはDinnerです。色々な人と話し、声をかけやすくしてもらうためにこの場では着物を着ていくことをマストでお勧めします。昨夜もそれだけで20人くらいの方とお名刺交換&自分のクラブの宣伝ができました。私のような「語学力が十分でない」人は「とにかく極力目立つことを心がけること」。それしかありません。。。(*_*)

最後に・・・今回、私が宿泊したCaesers Palaceというホテルは・・・

IMG_4095

こんなホテルです。プールの中でもカジノしてます  笑 ってこれじゃわからないか。。

とにかくデカい。ロビーから部屋に行くまで道に迷って初日は20分かかりました。

野外が猛烈に熱く、どこへ行ってもカジノかショッピングかエンターテイメントしかないこの場所は、私にはちょっと居心地が悪い・・・?場所でした。グランドキャニオンとか行ける時間が取れていたなら別だったかもしれませんけどね。。

 

というわけで・・・ここラスベガスは今、日曜日の夜を迎えています。

行きでは(航空会社の事情で)乗継の便に遅れて乗れず、帰りはフライトがキャンセルで・・・

今回は本当に「波乱万丈の旅」です。あぁ、明日無事に日本に帰れますように!!

 

それでは、また(^_^)

 

oastmasters International は「実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ」アメリカ発祥の非営利教育団体です。126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも 168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで 学んでみませんか?私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
詳しくはこちらから↓ Toastmasters Distritct 76 Japan
https://www.facebook.com/tmdistrict76?__mref=message_bubble

 

 

「日本から、世界のために何ができるか」
10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【応援ありがとう】日本の皆さんへ  世界へ挑む日本人ラスベガスへの道12<最終回>

IMG_4025

トーストマスターズ国際大会入賞盾
セミファイナルコンテストで入賞者だけがもらえるこの透明な盾はクリスタルでできている。
田村さんは、日本人として初めての「国際大会入賞者」となった。

 

 

ここはラスベガス。

カジノとエンターテイメント、人々の興奮と熱狂が飛び交う街。

ここで、ある一人の日本人が新たな歴史を生み出した。

 

田村 直樹

2015年トーストマスターズ国際大会セミファイナル 2位

 

11年前に初めて日本人が国際大会に出場するようになってから6人のスピーカーが挑戦してきたが、届かなかった「入賞」の壁。

田村さんは、見事にそれを突破した。

 

IMG_3947 IMG_3955

Toastmasters International Convention オープニングセレモニー(Hall of Fame)

 

ここはラスベガス

参加人数、大会の規模も一昨年のシンシナティに比べてはるかに大きく

会場のドアを開けると、舞台の上のスピーカーと観客の「遠い距離感」。

後ろから見ていると、体の大きい欧米人も小さく見えて声が時々途切れ途切れになるスピーカーもいる。

年々確実に参加者が増加しているトーストマスターズ国際大会は、一昨年はそんなに見られなかったアフリカ・南アジアからのメンバーの参加も増え、間違いなく「世界のチャンピオンを生み出す競争の場」として成長を遂げているのがありありと伝わってきた。

 

3ラウンド、3つの場所・10人ずつの挑戦者に分かれて行われるセミファイナル。

田村さんは、夜7時30分から6番目のスピーカーだった。

今回田村さんが出演したセミファイナルブロックでは、一見特にインパクトのあるスピーカーは少ないように見えたが全体的に非常にレベルが高い。

日常生活のちょっとしたエピソード、黒人社会、社会での出来事

スピーチをしている間のちょっとした仕草、ジェスチャー、ユーモア

彼らが目に見えているものは明らかに日本人と「世界が違う」。

それらを「細かく」「具体的に」「分析をしても」日本人が入り込めない感性が存在している。

観客も、このレベルになってくると「受け方が違う」。

スピーカーの一言につっこみを入れる「タイミングの返し方」

モチベーションの上がり方など、日本にいるだけでは「絶対にわからない・見られない」高度な感性とオーガナイズされたコンテストー それが「トーストマスターズ国際大会セミファイナル」なのである。

IMG_4004

田村さんを応援する日本のメンバーたち

 

田村さんのスピーチは、春の全国大会で聞いたものよりもかなり迫力のあるものとなっていた。

空振りをするときの描写、言葉と言葉の間の置き方、動き方、表情

このセミファイナルに向けて相当な練習をしてきたのはすぐにわかった。

私が持ってきたストップウォッチでは7:19:39。

よし、時間はクリアした。

 

しかし・・・

 

告白しよう。

 

「残念ながら・・・今回、田村さんはファイナルには進めない」

 

田村さんがスピーチを続けている途中で、なぜだかわからないが私はそう思ったのである。

 

少なからず感じたことは

前の席から見ていて–シンシナティの時と比べると、スピーチをしている間の観衆の反応が読みにくかったこと (しかし実際後ろから見ていた人の話によると、すごく受けていたらしい)

また、ところどころで声が小さくなる箇所があったのだが、これが国際大会の中でどのようなジャッジを受けるのか、見ていて若干不安を感じる部分があったことがシンシナティの時とは違っていた。

それでも、最終的に田村さんは今回も

「観客を巻き込み」 国際大会の中で強烈なインパクトを残したのである。

IMG_4005

スピーチコンテストが終わった後のコメントで、田村さんは観客を笑いの渦に巻き込んだ。
これこそ「日本人離れした堂々たる迫力とユーモアのセンス」
多くの観客がNaoki Tamuraという名前を再確認した瞬間だろう。

 

 

今、ひとつの戦いが終わり

田村直樹は、「世界へ挑む日本人として」また新たな挑戦の旅に出る。

今後、田村さんのライバルは国内外問わずますます増えていくだろう。

そんな中、今回応援してくださったすべての皆さんへ・・・下記、田村さんからのメッセージです。

 

IMG_4014

ラスベガス⇔東京で行われた「ライブ中継」でインタビューに答えている田村さん。

 

世界って意外と簡単に取れるんだな、っていうことなんです。

でも、僕がそう思えるまで専念できたのは、今まで日本のトーストマスターズの底上げのために多くの努力とリーダーシップを発揮してくださった川内さん、渡邉さん、東さん、近江さんという大先輩たちがいたからなんです。

この方たちなくして今のDistrict 76(日本支部)はない。

同時に、確実にDistrict 76のレベルが上がり、世界に近づいてきています。
全体の底上げがあって、スピーチの技術の共有と積み重ねが「ワールドチャンピオン」を生み出すのです。
その人だけの努力と実力だけが飛びぬけていても世界には勝てません、「全体の底上げができる環境を維持する」ことが最も大事なのです。
これからも「世界のスピーチを見て」その感動を持ち帰って、クラブの財産としてメンバーと共有し切磋琢磨できる環境を作っていって欲しい。

そして、どんどんコンテストに参加して、競争しあって、後悔して、また参加して競争して後悔して・・・
それを積みかさねて、どんどんみんな強くなってほしい。

来年のワシントンDCも狙います。
色々な人に挑戦してほしい。
その「常に底上げ」できる環境を常に維持することが、僕たちが「世界と戦うために」もっとも必要なことなのです。

IMG_4017

5月中旬から始めた「世界へ挑む日本人」のブログもついに今日で終わります。
田村さん、本当にお疲れ様でした。

私のブログを「いつも楽しみにしています」と言ってくださった多くのみなさん、これを機会にトーストマスターズに興味を持ってくださった皆さんに—-心からお礼を申し上げます。

また来年「世界へ挑む日本人」ブログ再開?できることを楽しみにしています。

本当にありがとうございました。

 

Toastmasters International は「実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ」アメリカ発祥の非営利教育団体です。126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも 168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで 学んでみませんか?私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
詳しくはこちらから↓ Toastmasters Distritct 76 Japan
https://www.facebook.com/tmdistrict76?__mref=message_bubble

 

 

「日本から、世界のために何ができるか」
10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ