日本で「ありがとう」と言ってもらうのがむずかしい理由

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今日の写真:原宿、東京

ありがとう。

これ以上に便利で素敵な言葉、なかなかパッと思いつくのは難しい。

あるときは優しく、
あるときはきりっと、
そしてあるときはセクシーに、

ありがとうの一言で
物事は大きく変わる。
ということに気がつき、

毎日、必ず1日1回誰かに「ありがとう」と言ってもらえることをしよう、と決めた時期があった。

電車の中で席を譲る、
ドアに人がいたら、後ろの人が通るまで開けて待ってあげる。
階段の上り下りが辛そうな人がいたら、助けてあげる。
その他もろもろ。

2週間くらい続けただろうか、
残念ながら、「毎日ありがとうプロジェクト」はあっけなく挫折した。

正確に言えば、今も続けてはいるが
期待はしていない。

何に期待をしていないのか、
「ありがとう」と言われることである。

なぜなのか?

日本では、「ありがとう」ではなく
殆どの人が「すみません」と言うのである。

すみません、とは
謝るときに使う言葉ではないのか?

なぜ、謝られなければならないのだろう?

これは、大きなカルチャーショックだった。

という私は、決して帰国子女でもないのだが

「ありがとう」と前向きな言葉のエネルギーを期待して
「すみません」とネガティブに言われ続けると

気分がへこむ。

それで「毎日ありがとう運動」は幻に終わった。

日本では、日常挨拶でも
「すみません」から始まることは珍しくないが

海外で「謝る文化」を持ち込むのは、不利になる。

外国かぶれをしろ、というのではない。

言葉には力がある。

言葉には魂がある。

ネガティブな言葉を使うと、生き方もネガティブになる。

だから、ちょっと待って

「すみません」と言う前に

その言葉、「ありがとう」って言ってみようよ

 


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