「侘び寂び」の空間の中でアートと香りを楽しもう

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左側の写真:増上寺地下 お茶室脇
右側の写真:現代アート作家 佐原 和人さんの作品
(何枚か掲載します)

先日、とてもユニークな体験をしました。

私の大好きなお寺・浜松町にある増上寺で「観香倶楽部」という「アートとアロマのワークショップ」というイベントがありました。

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「夜の増上寺」 この写真は今回のイベントでのものではないんですが、実は私は20年来の増上寺の大ファン。
特に、「夜の東京タワーと増上寺」。これ以上美しい眺めを、なかなか見たことがありません。仕事で一息つきたくなったとき、海外から帰ってきたとき、必ず立ち寄る穴場の場所です。
(東京のど真ん中にあるお寺ですけれど、夜は境内に殆ど人がいません。本当は教えたくない場所のひとつなのですけどね)

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今日は、とても「貴重な写真」の連続です!
このお茶室、増上寺の地下にあるんです。
お参りに行ったことのある人ならわかると思いますけど、正面の大きな講堂の真下にこんな素敵なお茶室があるなんて知りませんでした。
しかも、普段は「未公開」。
めったに入れない場所なんです!
このお茶室で、下記の映像を見ながらアロマセラピーを使って自分だけの香りを作っていきました。

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なんか不思議なんですよね。
歴史と伝統のある場所で、現代アートを見ていると
覚えていたか、いないのか
そんな、とてもおぼろげな「古い記憶」が浮かび上がってくる感覚がありました。
そのまま手を動かして、香りを作っていくと
やはりとても温かみのあるというか、広がったときにほっと夏の面影を楽しめる、瑞々しい香りができあがりました。
(香りは写真に取れない・・・残念!)

まるで、ワインのテイスティングするかのように
佐原さんが、仕上がった香りを嗅ぎながらその場で絵を描いていきます。

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佐原さんが描く絵は、とてもノスタルジックな部分とアバンギャルドな部分がうまく融合された、とても印象深い作品に仕上がっていました。
それぞれの絵のイメージと、私たちが作った香りのイメージが重なっているところがあって、
モノ造りでも、グローバルシンキングの考え方であるシナジー効果
(お互いに違うものから相乗効果を生み出す)ことってできるんだ!
と、目からうろこでした。

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今回はそれだけでなく、すばらしい「もうひとつのアート」に出会いました。
このイベントのために、時間を合わせて
それぞれの素材が、最高の状態のときに運ばれてきたこの和菓子。
見てください、こんな「3色ミックスのあんこ」って見たことありますか?

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ほんのり透き通るうぐいす色の葛の中に、藤色と卵色、うぐいす色のあんこがお行儀良く並んでいました。
葛もとてもぷりぷりしていて、初めての食感。とても新鮮なのがすぐにわかりました。
こうして書いているだけで、葛のぷりぷり感とあんこのうっすらとした甘さが口の中によみがえってきます。
本当に素晴らしい製作和菓子でした。

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約3時間かけて、日本のすばらしさと自然の香りを心地よく味わえたとても面白いイベントでした。
こういう「日本の美」を意識した生活を、常に忘れないようにしたいですね。

それで、思い出しました。

「侘び寂びを制する者は、世界を制す」
ということを。

WABI-SABI ---これで英語として世界に通じる、ということを皆さんご存知でしたか?
枯れた葉の色の美しさ、色あせた絵画の美しさ、使い古してよれよれになった素材の芯の強さー
このような「いずれ、静かに去ってゆく言葉のいらない美しさ」
この繊細な感覚を理解できるのは、世界広しといえども日本人だけです。

そんな、儚げに見えながらも真の強い美しさを
世界の中に生きる日本人女性として、常に忘れないようにしたいーー

そんな気づきを与えてくれた現代アーティストの佐原 和人さんと、香りを製作するガイドをしてくださった東京・町田市でサロンを経営されているパチュリの原田 尚子さん、アロマセラピストの小泉 亜里さん、とても素敵なイベントをありがとうございました!
今回のイベント「観香倶楽部」のHP ↓

http://web-sahara-info.blog.so-net.ne.jp/2013-06-20


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