ラスベガスで消えた夜 世界へ挑む日本人2016 ワシントンD.Cへの道

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全国大会前夜、大阪国際交流センターにて。
表参道バイリンガルメンバーからのメッセージを渡した時の玲子さんの笑みが印象的でした。
※写真提供/田中 真奈さん(Pioneer TMC)

 

2015年8月13日、ラスベガス。

トーストマスターズインターナショナルセミファイナル終了後、まだ会場はざわついていた。

 

日本人初のセミファイナル入賞となった田村 直樹さんを囲み、3度目の挑戦にして「新たな歴史」が生まれた瞬間。

 

砂漠のど真ん中にあるラスベガスの厳しい暑さと同時に最高の歓喜となり、ものすごい熱気と情熱に包まれていた。

 

時計は夜の10時を回っていた。

 

予選で2位となった田村さんの祝賀会へと足を向けるメンバーの中に、玲子さんの姿はなかった。

 

「あれ?増井さんは?」

 

玲子さんをよく知っている、Iさんが言った。

 

「なんか、具合あまりよくないみたいです。着いたばかりで相当疲れているみたいです」

 

私は言った。

 

「具合が悪い?」

 

「そっとしておいた方がいいと思います。明日はよくなると思いますよ」

 

「ふーん…」

 

こう伝えておけば、誰も玲子さんがいなくても違和感がないと思ったーー
その事だけは今もはっきりと覚えている。
祝賀会が終わり部屋に戻ると、玲子さんは部屋を真っ暗にして横になっていた。

 

枕元には、白紙のノートとペンが置かれていた。

 

「祝賀会でられなくてごめん。疲れちゃった。でも、スピーチの案考えてたんだ」

 

私と玲子さんは、ラスベガスで同室だった。

 

とはいえ、お互いの行動に干渉しない。食事を取るのも別々。

 

気は合うものの、ある程度の距離感をいつもキープしてお互いを尊重している—

 

玲子さんはそんなトーストマスターズの仲間であり、私の最初のメンターでもあった。

 

セミファイナル終了後に姿を消したその夜、玲子さんは泣いていた。

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昨年の国際大会での玲子さんと私。
れいこさんは、歩いているだけで色々な人から声をかけられ、玲子さんも流暢な英語で返していく。
その姿はとても魅力的でスマートで、同じ女性として私は本当に羨ましい限りである。

 

何で泣いていたのかは、よくわからない。
そして、「お腹がすいた」と言った。

 

私は祝賀会で食べてきたけど、あぁ玲子さん、何も食べなかったんだね。

 

インスタントラーメン作ってあげようか?

 

鍋もあるよ。夜遅いけど、ちゃんと食べてから寝なよ。明日もいっぱいワークショップもあるから。

 

東急ハンズで買ってきた携帯鍋は火が通るまでなかなか時間がかかったが、具のないシンプルなラーメンを玲子さんは美味しそうに食べていた。

 

 

思えば今年の4月まで、彼女もコンテストに出ていた。

 

負けたことがよっぽど悔しかったのか、それで何かにショックを受けたのか、なにがあったのか。

 

少なくとも、私から見えていたのは

 

そんな自分に、「玲子さん自身が傷ついている」。

 

「負けて、泣いて、傷つくほどの悔しさ」 って何なんだろう?

 

 

本当に実力のある人のみが抱え込めるひとつの高い壁であり、私にはそんな玲子さんを慰める最適な言葉を見つける事ができなかった。

 

ただー玲子さんも、いつか世界のステージに立つ事を心のどこかで望んでいる。

 

 

そのためには、もっとスピーチができる場所が玲子さんには必要なんじゃないかな?

 

 

その頃の玲子さんは、仕事の都合で長年所属していたクラブに通えなくなり、トーストマスターズからどんどん離れて行っていた。

 

表参道バイリンガルに来ない?いつでもスピーチできるよ。

 

 

会員が20人いくかいかないかの小さなクラブだけど、大きいクラブみたいにスピーチするのに数カ月待たなきゃいけない、なんてこともないし。

 

また一緒に頑張ろうよ、そしてアメリカ大会のステージ目指そうよ。そしたら玲子さんのブログ書くから。

 

わたしは、そう言うのが精いっぱいだった。
部屋中に漂い始めた日本のインスタントラーメンの香りに包まれ、部活後の一息のような平和な時間が流れていった。

1年後、本当に「世界へ挑む」日本人となってしまうとは、当時の私たちは知る由もなかったのだが・・・

 

 

— 次回へ続きます。

 

「世界へ挑む日本人2016 ワシントンDCへの道2」  船上のBlackbird–
時は必ず来る。

 

 

表参道バイリンガルトーストマスターズ 会長
& 増井 玲子さん 応援実行委員会 会長

 

くどう みきこ

【アンコールリクエストありがとうございます】世界へ挑む日本人が残していった「影響力」

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2015年8月13日夜、ラスベガスにて。
田村 直樹さんが「日本人初となる」セミファイナルブロックで2位を獲得、参加していた日本人メンバー皆で打ち上げでの写真 (写真提供:東 公成さん)

 

みなさんこんにちは、くどうみきこです。

ラスベガス国際大会が終わり、1か月がたちました。

帰国してから色々な人から「ブログいつも読んでいました。すごく楽しみに毎回読んでいました。また復活して頂けませんか?」というメッセージを予想外に多くの人から頂き、驚いております。

同時に、本当にありがとうございます。

「いつも英語でしかメッセージを伝えない田村 直樹さんについて、日本語で伝えたい」

「なぜ、田村さんはそんなに強いのか。勝者のマインドとはどのようなものなのか?」

ということをTMCのメンバーではなく、まだTMCを知らない・これからTMCの世界に入る人に伝えたくて再開したブログでした。

ラスベガス国際大会が終わりあぁ、課題がこれでやっと終わった…と肩の荷がおりたと思っていたのですが、アンコールの声にお答えして—

帰国後、世界へ挑む日本人が残していった「影響力」とは何かについて、ブログを更新しました。

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田村さんのセミファイナル 2nd placeのトロフィーと参加賞。(田村さんご自身で撮影されたものです)

 

【応援ありがとう】日本の皆さんへ  世界へ挑む日本人ラスベガスへの道12<最終回> → http://www.world-addict.com/toastmasters/naoki_tamura12.html

 

ラスベガス国際大会が終わって1か月。

今でも思うことは「今回、田村さんが出場したセミファイナルブロックは非常にレベルが高かった」ということである。

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セミファイナルというのは、1ブロック=10人のスピーカー単位で、午後2時半~4時半まで4ブロック、午後5時~7時まで3ブロック、午後7時半~9時半まで3ブロックの計10ブロック開催される。

私は今回、すべてのブロックを積極的に見たのではないが
ブロックのレベルによっては居眠りしている人も見受けられるくらいで、「それぞれの場所・国を代表する強者の祭典」とはいえども、スピーカーの実力にまだばらつきがみられるのがセミファイナルである。

夜7時半から行われた田村さんのブロックは、その見ごたえを楽しめるほどとてもレベルが高かった。
田村さんを超えてファイナルになったアメリカ人スピーカーは(すみません、名前を憶えていませんが)
出場してきたときのインパクト、デリバリー、話し方、センス&ユーモア、ボディランゲージ・・・
全てにおいて、田村さんだけでなく他のスピーカーに勝っていたのは、素人目の私が見てもすぐにわかった。

そしてファイナル。

セミファイナル・ファイナルともに、すでに多くのTMCの方たちが私より的確で具体的な描写をされているので、ここで詳しく述べることはしないが

1位になったサウジアラビアのスピーカーは圧倒的だった。
圧倒的だった、という意味は「ラスベガス国際大会での魅せ方」が他の挑戦者と比べても、斬新でダイナミックで
ナントカ、とうスピーチの技術を応用しているという話を一緒に聞いていたアメリカから参加していた出場者に聞いたが、
「トーストマスターズのファイナルに勝つことだけでなく、いかに自分が表現したいスピーチを徹底的に形にしたパフォーマンスは抜群にステージ上で輝いていた。
田村さんのブロックから出場したアメリカ人ファイナリストの「まるで映画の描写を言葉という形にするような」洗練さと熟練さをもってしても、1位になったサウジアラビア人にはかなわなかった。

同時に、今回のトーストマスターズ国際大会は
「ネイティブじゃなくても世界に勝てる」可能性を確実にひとつの道として創りだした、新たな境地を見出した大会だったといえる。

田村さんについての視点に、少し振り返ろう。

今回、日本人でセミファイナリスト2位という前代未聞の結果をたたきだした田村さんの業績に、すでに多くのトーストマスターたちが新たなワークショップを企画したり、全国で田村さんを招くミーティングが開催され、ますます田村さんは「特別な存在」になりつつある。
3カ月間ブログを書かせていただいた私が「声をかけるのに気が引けるほど」その存在感はますます大きなものとなり
(でも、田村さんは相変わらず気さくな方なのですが)、お仕事もある中で3カ月間もブログにご協力いただいた事を、改めて感謝いたします。

次回、もし田村さんがまたワシントン大会へ行くことになったとしても、もう私がブログで「田村さんの公認ストーカー」にならなくても
きっと誰かが追っかけてくれるかもしれないし 笑
その方が、田村さんも嬉しいかもしれないし 大笑
私が「世界へ挑む日本人」として、田村さんを知らない方・トーストマスターズを知らない方ににお伝えしたかった事は
今後、私より真面目で熱心にトーストマスターズに取り組んでいる誰かが伝えてくれるでしょう・・・と、そんな「何かを卒業したような」面持ちで今は捉えている。

しかしながら・・・もしラスベガスの、あの「ファイナル」に今回田村さんがステージに立っていたら
1位のサウジアラビア人ファイナリストに勝利することは難しかったかもしれないが、2位、3位の挑戦者には「勝てた」のではないかと思う。

田村さん、勝ってほしかった。

それだけ、今回の田村さんが見せてくれたラスベガスでのスピーチは、ファイナリストのレベルに匹敵していたということだけお伝えして、
「来年は誰がこのステージに立つのか」今からのんびりとその経過を見つめることを楽しみにしている。

 

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ラスベガスのフードコートで飲んだビール。
ラスベガスのビールは、なんでこんなに無駄に甘いのか。。。
コーラにイソジンうがい薬を足したような、何とも言えない複雑な味わいでした。。。

 

 

私自身に限って言えば、この度は「今まで11か国70都市を旅した中で、最もトラブルが多い旅」でした。

行きの成田空港では、日本語でESTA登録をしたら不備があったために出発の15分まで出国手続きができず、そのために経由地のシアトルで乗り遅れ、「You missed the fright」と空港のカウンターで冷たくあしらわれる中、なんとかして「遅れたのは自分のせいじゃない」と必死の交渉で無料で代替え便を手配してもらい・・・ 帰りは帰りで突然フライトがキャンセルになり、保険会社に延泊費用申請の処理が、先日やっと終わりました。

※ アメリカへ行かれる皆さん、ESTA登録は必ず「英語のサイトから」申請されることをお勧めします。
理由は、日本語サイトはアメリカ政府が直接運営しているサイトではなく、代理店が行っている可能性があるからです。その場合、最低でも72時間以上の登録時間が必要となるようです。ESTA登録が3度目だった私は、今まで当日の朝でも問題なく登録ができていたため、そのことを知らず成田空港で出国手続きが終わるのに1時間40分ほどかかってしまい、今回、この旅に行かれるのか否か・・・
この日は朝から何も食べていなかったのですが、ぎりぎりまで飲まず食わずで出国手続きと戦いました…
フライト出発15分前という危機に関わらず添乗手続きを進めてくださったDELTA航空のスタッフの方に感謝しています。

実はそれだけでなく、13日のセミファイナルが行われる朝に現地で「パソコンが突然フリーズし」

田村さんのブログが更新できない・・・危機にさらされていました。

自分のfacebookに急きょ投稿し、

「SOS! 今、アメリカでパソコンがフリーズしてしまいました。どなたか助けて下さい!」

と投稿をしたところ、私の知人の一人でパソコンに詳しい方がそのコメントを見つけてくれて、日本時間の真夜中だというのに解決方法の糸口が見えるまでずっとチャットでアドバイスを下さいました。

当日の朝、ラスベガスでは Hall of Fameというオープニングセレモニーが行われていましたが、その会場に動かなくなったパソコンを持参し、パソコンに詳しい数人からの真摯なアドバイスを借りながら、1時間以上かけてトラブルの原因を解明し、パソコンが再び立ち上がり、無事にブログの更新ができたのです。

※そのために、I さんのHall of Fameの舞台へ立つ機会を失わせてしまいました・・・目立ちたがり屋(?) のIさんがHall of Fameの写真に写っていないのは私のせいです。ゴメンナサイ。。。 涙

今回、Hall of Fameの会場で私のパソコン修復に全力を注いでくださったDipeshさんと岩佐さんのビックヘルプは、今後も忘れません。本当にありがとう!!

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初日のHall of Fame の会場で、私のフリーズしたパソコン修復に全力を注いでくれたKazさんとDipeshさん。それだけみんなが「田村さんのブログを絶対に更新しなければ!」と本気だったのです。

 

以上、「世界へ挑む日本人」アンコールとちょっとした裏話となりましたが、

私が知らない多くのメンバーの方からも「ブログ読んでます」「これからも続けてください」「今度はいつ更新するんですか?」と感想を頂き、改めてありがとうございます。

今後ですが、トーストマスターズについて私が考えている拙い話を、不定期にちょこちょこと更新できればと思っております。

わたし自身、「一生涯をトーストマスターズにかけるような」熱心なメンバーではないので 笑

感性が合う方に、気軽に読みたい時に振り返って頂けるブログになればいいなぁと思っております。

 

それでは、みなさん

また、どこかでお会いしましょう (^_^) ♪

 

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帰国前夜、ラスベガスの夜のあるカフェで。

 

Toastmasters International は「実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ」アメリカ発祥の非営利教育団体です。126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで学んでみませんか?私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
詳しくはこちらから↓ Toastmasters Distritct 76 Japan
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「日本から、世界のために何ができるか」
10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)

 

 

 

 

 


【番外編】世界へ挑む日本人ラスベガスへの道 2015年国際大会を振り返って

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14日(金)午後2時から行われた Golden Gavel Event
グラミン銀行創立者モハメド・ユヌス氏の講演

 

 

みなさんおはようございます、ラスベガスからくどうみきこです。

 

なんと・・・

 

帰りの飛行機がキャンセルになりました。。。

 

で、帰国が明日になってしまい、所持金も少ないため今日はホテル周辺でまったりしているしかなさそうなのですが

せっかくなので「世界へ挑む日本人ラスベガスへの道」として、今回の国際大会をわずかながらブログで振り返ってみたいと思います。当初予定していた更新ではないため、写真などが不足しておりますが、facebook TMCのページにみなさんが掲載してくださった写真と共にお楽しみください。

 

【12日 Opening Ceremonies & Keynote session 】

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12日午後5時から始まったオープニングセッション。

初めて参加した一昨年のシンシナティ大会と比べてまず感じたことは、参加国&参加者が圧倒的に増えたーということです。

それまで聞き覚えのなかったアフリカ諸国、中央ヨーロッパの国旗が多く見られたのがとても印象的でした。

会場も非常に大きく、同じく日本から来ている参加者と殆ど会うこともないくらい常に大勢の人でごったがえしていました。

 

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オープニングセレモニーのすぐ後に行われたParticia Fripp さんとDarren LaCroixさんのセッションは、翌日の午後と計2回行われたのですが、12日のワークショップはPatricia さんの「スピーチの中でsome,many, few, stuffなどを使わず、数字などで具体的に伝える」など120%徹底的に実践に落とし込むワークショップは、日本ではけっしてみられないハイレベルな内容でした。 13日は、DarrenさんとPatriciaさんの前で話すアメリカの各クラブメンバーが、お二人の指摘を受けながら目の前でみるみる改善されていくという「まるで使用前と使用後の変化を目の前で見せつけられる」といった生々しい臨場感が目の前で表現されて行きました。

詳しくは書きませんが、トーストマスターズ国際大会のワークショップは「今すぐやって、すぐに。やって結果をだして」と背中を押されるようなアウトプット型のセミナーが3,4つありました。

13日は2つのワークショップを経て、皆さんご存知の通りセミファイナルが行われました。

今回、Sunrise Toastmastersの田村 直樹さんが見事日本人初となるSecond placeを受賞されました。

これについてはおそらく「すでに皆さんの方がご存知だと思うので」 ここでは割愛します。

 

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Toastmastes Marketplace (売店)にて。オリジナルテディベアが山積みに積まれていました。

 

【Workshops and Golden Gavel Event 】

14日は、私は1歩も外に出ず1日中ワークショップを聞いていました。

今回、12日~15日の間に全部で7つのワークショップがあったのですが、そのうち私は6つに参加しました。

個人的に最も印象深かったのは Marilyn Tam さんのワークショップです。

16歳で香港からひとりアメリカにわたり、ReebokやNIKEの社長もされたという正に「アメリカンドリーム」を生きてきたMarilynさんはとても素敵な方で、よく洗練された知的な話し方が一瞬で印象に残りました。「21世紀のマネジメントはお金、健康、人間関係+スピリチュアルが大事である」というMarilynさんの話の内容は、日本人の私にはとてもしっくりくるものがあり、ロジカルシンキングをきちんと押さえた中でスピリチュアルな感性を受け入れるという最も難しいマネジメントスキルの提案に、大きな共感と感動を得ました。ワークショップ終了直後、すぐにマーケットプレイスに行って彼女の本を買いサインを頂きましたが本は30分ほどですべて売り切れ、サイン待ちには出口まで続く長い行列ができていました。

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Leadership Excellence, How you can Achieve it のワークショップの後、presenterのMarilynさんと共に

 

この日の午後、Golden Gavel Eventがありました。各Districtの現ディレクターと前ディレクターがメイン舞台で紹介されるのですが、私のようなトーストマスターズ初心者には個人的にいちばんおすすめのイベントです。何がおすすめかというと、各国の入場の仕方や各参加者の装いを見ているだけでとても面白いのです。アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、そしてアメリカ諸国ーこれだけの多文化がいっぺんに集まる非営利教育団体のイベントは他に類を見ないのでは?と思います。

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そして最も印象に残るイベントとして今回、私がイチオシだったのは Golden Gavel Event です。

なんと・・・ノーベル平和賞モハメド・ユヌスさんの演説を目の前で見ることができたのです!

たぶん1時間くらいの演説だったと思いますが、

圧巻でした。

何がすごかったかって、「観衆の反応」です。

セミファイナルで味わった興奮もさながら、「社会を相手にスピーチができる」人に対しての欧米人の反応が全然違うのです。

セミファイナル・ファイナルは「実力を競う大会」ですが、個人の力で戦いあうイベントです。

今回のGoleden Gavel Eventで目の前にした姿、それは「偉業を成し遂げた人へのリスペクトが、欧米社会でどれだけの価値があるのか」ということを肌で知ることができたということでした。今回の国際大会のスピーチ全てをToastmasters On Demandから購入することはできますが、正直申し上げまして・・・ユヌスさんのこの演説の観客の反応がどのくらいすごかったのかは、残念ながら実際にここにきて見た人にしかわかりません。

 

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15日夜、最後のディナーで。District 27 (Washington DC)の玉木さんたちと。来年の会場はWashinton DCです。皆さんに再会できますように。

 

ファイナルが終わり(ファイナルの詳細は、すでに色々な方がfacebookで書かれていると思うので省略します)、最後のしめはDinnerです。色々な人と話し、声をかけやすくしてもらうためにこの場では着物を着ていくことをマストでお勧めします。昨夜もそれだけで20人くらいの方とお名刺交換&自分のクラブの宣伝ができました。私のような「語学力が十分でない」人は「とにかく極力目立つことを心がけること」。それしかありません。。。(*_*)

最後に・・・今回、私が宿泊したCaesers Palaceというホテルは・・・

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こんなホテルです。プールの中でもカジノしてます  笑 ってこれじゃわからないか。。

とにかくデカい。ロビーから部屋に行くまで道に迷って初日は20分かかりました。

野外が猛烈に熱く、どこへ行ってもカジノかショッピングかエンターテイメントしかないこの場所は、私にはちょっと居心地が悪い・・・?場所でした。グランドキャニオンとか行ける時間が取れていたなら別だったかもしれませんけどね。。

 

というわけで・・・ここラスベガスは今、日曜日の夜を迎えています。

行きでは(航空会社の事情で)乗継の便に遅れて乗れず、帰りはフライトがキャンセルで・・・

今回は本当に「波乱万丈の旅」です。あぁ、明日無事に日本に帰れますように!!

 

それでは、また(^_^)

 

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くどう みきこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【応援ありがとう】日本の皆さんへ  世界へ挑む日本人ラスベガスへの道12<最終回>

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トーストマスターズ国際大会入賞盾
セミファイナルコンテストで入賞者だけがもらえるこの透明な盾はクリスタルでできている。
田村さんは、日本人として初めての「国際大会入賞者」となった。

 

 

ここはラスベガス。

カジノとエンターテイメント、人々の興奮と熱狂が飛び交う街。

ここで、ある一人の日本人が新たな歴史を生み出した。

 

田村 直樹

2015年トーストマスターズ国際大会セミファイナル 2位

 

11年前に初めて日本人が国際大会に出場するようになってから6人のスピーカーが挑戦してきたが、届かなかった「入賞」の壁。

田村さんは、見事にそれを突破した。

 

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Toastmasters International Convention オープニングセレモニー(Hall of Fame)

 

ここはラスベガス

参加人数、大会の規模も一昨年のシンシナティに比べてはるかに大きく

会場のドアを開けると、舞台の上のスピーカーと観客の「遠い距離感」。

後ろから見ていると、体の大きい欧米人も小さく見えて声が時々途切れ途切れになるスピーカーもいる。

年々確実に参加者が増加しているトーストマスターズ国際大会は、一昨年はそんなに見られなかったアフリカ・南アジアからのメンバーの参加も増え、間違いなく「世界のチャンピオンを生み出す競争の場」として成長を遂げているのがありありと伝わってきた。

 

3ラウンド、3つの場所・10人ずつの挑戦者に分かれて行われるセミファイナル。

田村さんは、夜7時30分から6番目のスピーカーだった。

今回田村さんが出演したセミファイナルブロックでは、一見特にインパクトのあるスピーカーは少ないように見えたが全体的に非常にレベルが高い。

日常生活のちょっとしたエピソード、黒人社会、社会での出来事

スピーチをしている間のちょっとした仕草、ジェスチャー、ユーモア

彼らが目に見えているものは明らかに日本人と「世界が違う」。

それらを「細かく」「具体的に」「分析をしても」日本人が入り込めない感性が存在している。

観客も、このレベルになってくると「受け方が違う」。

スピーカーの一言につっこみを入れる「タイミングの返し方」

モチベーションの上がり方など、日本にいるだけでは「絶対にわからない・見られない」高度な感性とオーガナイズされたコンテストー それが「トーストマスターズ国際大会セミファイナル」なのである。

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田村さんを応援する日本のメンバーたち

 

田村さんのスピーチは、春の全国大会で聞いたものよりもかなり迫力のあるものとなっていた。

空振りをするときの描写、言葉と言葉の間の置き方、動き方、表情

このセミファイナルに向けて相当な練習をしてきたのはすぐにわかった。

私が持ってきたストップウォッチでは7:19:39。

よし、時間はクリアした。

 

しかし・・・

 

告白しよう。

 

「残念ながら・・・今回、田村さんはファイナルには進めない」

 

田村さんがスピーチを続けている途中で、なぜだかわからないが私はそう思ったのである。

 

少なからず感じたことは

前の席から見ていて–シンシナティの時と比べると、スピーチをしている間の観衆の反応が読みにくかったこと (しかし実際後ろから見ていた人の話によると、すごく受けていたらしい)

また、ところどころで声が小さくなる箇所があったのだが、これが国際大会の中でどのようなジャッジを受けるのか、見ていて若干不安を感じる部分があったことがシンシナティの時とは違っていた。

それでも、最終的に田村さんは今回も

「観客を巻き込み」 国際大会の中で強烈なインパクトを残したのである。

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スピーチコンテストが終わった後のコメントで、田村さんは観客を笑いの渦に巻き込んだ。
これこそ「日本人離れした堂々たる迫力とユーモアのセンス」
多くの観客がNaoki Tamuraという名前を再確認した瞬間だろう。

 

 

今、ひとつの戦いが終わり

田村直樹は、「世界へ挑む日本人として」また新たな挑戦の旅に出る。

今後、田村さんのライバルは国内外問わずますます増えていくだろう。

そんな中、今回応援してくださったすべての皆さんへ・・・下記、田村さんからのメッセージです。

 

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ラスベガス⇔東京で行われた「ライブ中継」でインタビューに答えている田村さん。

 

世界って意外と簡単に取れるんだな、っていうことなんです。

でも、僕がそう思えるまで専念できたのは、今まで日本のトーストマスターズの底上げのために多くの努力とリーダーシップを発揮してくださった川内さん、渡邉さん、東さん、近江さんという大先輩たちがいたからなんです。

この方たちなくして今のDistrict 76(日本支部)はない。

同時に、確実にDistrict 76のレベルが上がり、世界に近づいてきています。
全体の底上げがあって、スピーチの技術の共有と積み重ねが「ワールドチャンピオン」を生み出すのです。
その人だけの努力と実力だけが飛びぬけていても世界には勝てません、「全体の底上げができる環境を維持する」ことが最も大事なのです。
これからも「世界のスピーチを見て」その感動を持ち帰って、クラブの財産としてメンバーと共有し切磋琢磨できる環境を作っていって欲しい。

そして、どんどんコンテストに参加して、競争しあって、後悔して、また参加して競争して後悔して・・・
それを積みかさねて、どんどんみんな強くなってほしい。

来年のワシントンDCも狙います。
色々な人に挑戦してほしい。
その「常に底上げ」できる環境を常に維持することが、僕たちが「世界と戦うために」もっとも必要なことなのです。

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5月中旬から始めた「世界へ挑む日本人」のブログもついに今日で終わります。
田村さん、本当にお疲れ様でした。

私のブログを「いつも楽しみにしています」と言ってくださった多くのみなさん、これを機会にトーストマスターズに興味を持ってくださった皆さんに—-心からお礼を申し上げます。

また来年「世界へ挑む日本人」ブログ再開?できることを楽しみにしています。

本当にありがとうございました。

 

Toastmasters International は「実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ」アメリカ発祥の非営利教育団体です。126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも 168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで 学んでみませんか?私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
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「日本から、世界のために何ができるか」
10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ラスベガスまであと7日ー「世界へ挑む日本人」からのメッセージ ラスベガスへの道11

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8月1日、Sunrise Toastmasters Clubで行われた ”Naoki Send Off Party! ” にて

 

 

みなさんこんにちは、くどうみきこです。

約2週間ぶりの更新となりました。

インターネット環境の不具合でしばらくの間パソコンが使えず、先週はブログが更新できず申し訳ございません。NTT東日本と戦った結果( ! ) 今は何とか稼働しておりますが、どうやら私の自宅の周りはパソコンにとって優しい環境ではないようで・・今回はラスベガスへ行く前の最後の更新となります。

ラスベガスまで、泣いても笑ってもあと7日となりました。

来週の今頃、セミファイナルに向けて田村さん共々ラスベガスに行くメンバーたちは
「またあの独特の緊張感の中にいる」
と思うと「まるで世界が180度変わる」ような感覚に陥っているんだろうなぁ・・・とはうすうす感じているものの、まだ実感がわきません。

今日は、2回に分けて掲載予定だった内容を1回にまとめ
「世界へ挑む日本人」田村直樹さんからのメッセージと、田村さんの経歴をご紹介いたします。

 

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先月行われたクルーズパーティーにて撮影された「田村さんのお気に入りの1枚」。
田村さん(中央)2015年度ディストリクト・ディレクターの東さん(右から2番目)パイオニアTMCのメンバーたちと共に

 

「世界へ挑む日本人」ブログを読んでくれてありがとう。田村直樹です。

 

世界大会まであと7日になりました。

 

まだ大会は終わってないのですが、ここまで僕の挑戦を応援してくれてありがとう!

 

今回の僕の世界大会の挑戦は3回目になります。

 

英語を母国語としない日本人が、7分間のスピーチで人の心を動かす技術を競う世界大会に挑むなんて、なんとも無謀な挑戦だなぁって最初は思いました。2011年の初出場のときです。

 

何がスタンダードで何がエクセレントなのかもわからない状況に放り込まれた感覚ですごく緊張しました。恥をかかずに無事に終わってくれればそれでいいって思っていました。こんな消極的な気持ちがやっぱりステージにも出るんです。

 

結果としては人々の記憶に残らないありきたりのOne of Them で終わりました。なんとなく悔しいような悲しいようなホッとしたようななんともすっきりしない気持ちのまま帰国しました。

 

それでも,そのときにすごく大事なことを発見したんです。

 

そのときに発見したことがいまの自分の考え方やスピーチに対する自信をつかさどる大きな原動力になっているんです。

 

その発見があったからこそ、その後もビジネスやトーストマスターズ活動において自分でも納得できる結果を生み出すことが多くなりました。

 

というよりも「結果にはあまりこだわらなくなった」というのが正しい言い方でしょうか。

 

2011年の初出場の世界大会で発見したこと

 

それは『みんな自分と同じなんだ』ということです。

 

国籍とか経歴とかはもちろん違いますが基本的にはみんな同じなんです。

 

知らない世界を外からみて、すごい!って思うことがよくあります。

 

Public Speakingの世界チャンピオンや、ファイナルに出場するスピーカーはすごいっ!って思いました。最初は。 でも実際に話をしてみて、彼らの積み重ねてきた努力や、失敗談などを聞くと自分と同じだって思ったんです。

 

セミファイナルの舞台裏をみたときも、ファイナルの舞台をナマでみたときも、なにもかもが知れば知るほど自分が想像していたものよりもはるかに自分に近いところにあることがわかったのです。努力を重ねれば十分に肩を並べられるところに彼らはいるんだということを発見したんです。

 

あれから4年がたちました。この4年の間に2回目の世界大会にも出場しました。

 

もちろん実際の実力にはまだまだ差があることは確かです。

 

でも気持ちとしては、「まあほとんどのセミファイナリストはたいしたことない」っていう感覚です。
感覚ですよ!感覚。

 

それくらいの感覚でいられる余裕があるということってものすごく重要なことだと思います。

 

僕が今日、ここで伝えたいメッセージはひとつです。
2015年トーストマスターズ世界大会セミファイナル#10をライブでみてください。
新宿でパブリックビューイング(お申し込みはこちら→http://peatix.com/event/100653/ ) もありますし、

 

http://www.toastmastersondemand.com/ から有料ですがライブ視聴が可能です。

 

これをみることで、一度しかめぐってくることのないチャンスを後悔することなくチャレンジすることのできる自分を再発見してほしいです。

 

ピンチヒッターは1つの試合で一度しか出場する機会がないんです

 

しかもその1回はとんでもない重要な場面にやってきます。

 

そのチャンスはもう二度とまわってくることはありません。

 

バットを振るか振らないか選択は自由、でも振らないことによる後悔はいつまでも心に留まります。

 

知らない世界をみて、「あの人はすごい」って思っているだけではなく、チャレンジしてやってみればわかるはずです。
 
 
 
 

特別な人はいない。みんな同じだっていうことが。

 

 
 
 
 田村直樹
 
 

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私たちは、来週田村さんが「この場所にいることを」心から願っています。

 
 

↓ 以下、田村さんのプロフィールをご紹介します。

 

出身地 東京都八王子市
1970年3月10日生まれ 45歳
血液型 B型
出身:東京都八王子市
好きな食べ物・・・すいか、ピザ、コーヒーゼリー
嫌いな食べ物・・・にんじん
ダイレクトマーケティングブランドShop Japan に勤務
趣味:ゴルフ、ストーリーテリング、血液をさらさらにするための努力
学位 MBA, University of San Francisco
トーストマスターズ歴 は8年6か月(2015年8月現在)
現在は、名古屋在住も、東京出張を利用して、土曜日開催の、Fantasista、Sunrise、Champions の3クラブに所属。
*今回はSunrise代表として世界大会出場
Contest History (全て英語コンテストです)
2008 春 Club Contest, Speech Title:”The Magic Moment” コンテスト初出場クラブ入賞なし
2008 秋 Table Topics Contest, Division 2位
2009 秋 Tall Tale Speech Contest, Speech Title:”Call From the Future” Divisionでタイムオーバー失格
2010 春 International Contest, Speech Title:”Stay” Division 2位
2010 秋 Humorous Speech Contest, Speech Title:”Wash Man” Division 2位
2011 春 International Contest, Speech Title:”Rival” District 優勝,
      Semifinal Contest in Las Vegas, 入賞なし
2012 春 International Contest, Speech Title:”Snap the String” Division 2位
2013 春 International Contest, Speech Title:”You Decide” District 優勝
      Semifinal Contest in Cincinnati, タイムオーバー失格
2013 秋 Tall Tale Speech Contest, Speech Title:”Bank Robbery Workshop” District 優勝
2014 春 International Contest, Speech Title:”Trust Your Judgement” Division 2位
2014 秋 Humorous Speech Contest, Speech Title:”My Italian Friend Fabio” District でタイムオーバー失格
2015 春 International Contest, Speech Title:”Pinch Hitter” District 優勝
その他スピーチに関する経歴
全日本大学生英語弁論大会 審査員経験多数
松本道弘氏主催 ICEE 2011 優勝
 
将来の目標
アジアでNo.1のモチベーショナルスピーカーになること
それではみなさん、ラスベガスでお会いしましょう。
See you soon at Las Vegas !!

Toastmasters International は「実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ」アメリカ発祥の非営利教育団体です。126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで学んでみませんか?私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
詳しくはこちらから↓ Toastmasters Distritct 76 Japan
https://www.facebook.com/tmdistrict76?__mref=message_bubble

 

 

「日本から、世界のために何ができるか」
10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)

 

 

 

 

 

 


Go for it ! Message for Naoki from Tokyo 世界に挑む日本人ラスベガスへの道10

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先日行われたクルーズパーティーで。
約100人が集まった中で「勝利宣言が飛び出した?」田村さんとトーストマスターズのメンバーたち。

 

このブログも10回目。

ラスベガスまで、あと3週間となりました。

今回は「Message for Naoki 」として、私が2年以上お世話になっているTokyo ToastmastersのメンバーからのメッセージをYoutube でお届けいたします。

 


日本語訳がつけられなくてすみません。
試みたのですが、翻訳スキルのない私には「文字でみんなのボイスメッセージが隠れてしまいなので」あえてこのまま公開いたします。

 

 

このビデオメッセージは、先月行われた Tokyo Toastmasters 60′S Anniversary Partyの中で「ブログで公開するまで田村さんには内緒のプレゼント」として皆さまに撮影のご協力を頂き、実現することができました。

そして、同じクラブのメンバーであるまさきさんが撮影・編集すべてを行ってくださいました。

パーソナルメッセージを頂いた Paul, Rus, Kris, Tepei さん、 Naoto さん、AKさん、Masaki さんは

「仲間であり、ライバルとして」長い間 Tokyo Toastmasters の中で共に切磋琢磨してきた、田村さんにとっては特に思い入れの深いメンバーかと思います。

その他 Chisato さん、Kazさん、前ディストリクトガバナーの渡邉 さん、その他多くのメンバーたちも撮影に参加してくださいました。

残念ながらこのビデオではご紹介できなかったのですが、Tokyo TMC president のTakami さん、Reiko さん、Ryoさん、そして Drian など・・本当にたくさんのメンバーが田村さんのファイナル出場に向けてエールを送っています。

Tokyoの60周年記念パーティーの中で、田村さんのビデオメッセージ撮影にご協力頂いた前presidentのDrianをはじめ、皆さんにお礼申し上げます。

 

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2014年11月、Tokyo ToastmastersのRegular Meeting。田村さんも写っています。

 

 

このブログを読んで田村さんの事を知り、「トーストマスターズの会員でない方からも」下記、メッセージを頂いております。

 

日本が戦後数十年かけて、「世界と肩を並べるために戦ってきた道程をわずか数年でたどっている」 田村さん。 その創意工夫を想像しながら、毎回楽しく拝見しています。
(Vital Japan でご活躍中の小林 竜也さん)

ブログから臨場感が伝わってきて引き込まれます。こんなにすごい方が日本人でいらっしゃるんですね。自分はスピーチは本当に苦手なのですが頑張ってみようと思いました。
(神奈川県で会社経営をされているSさん)

 

そして、ブログ6回目(「勝てないナルシスト  田村直樹はどう変わったのか」)で

「万年2位と言われ続けていた田村さんがどうやって世界へ挑む日本人と成長していったのか、その姿を伝えたい」とこのブログのためにお申し出くださり、多大なご協力を頂いたSusieさん(柴田 登子さん)が、同じTMC仲間の眞山 徳人(まやま のりひと)さんと

アメリカへ行かれない方のために「ラスベガス国際大会セミファイナル生中継」のライブイベントを企画してくださいました。お申し込みはこちらです→http://peatix.com/event/100653/

主な内容は下記になります↓ (生中継のため、進行の状況によって変更する可能性があります)

開催日時: 8月14日11時~14時
場所:新宿Dream Store
チケット:前売り¥2,500 当日¥3,000 (ランチ付です)

11:00~ 開会あいさつ
11:05~ インフォメーション(国際大会の概要・チャンピオンへの道のり・田村直樹さんの経歴)
11:15~ ほんのちょっとだけご歓談
11:25~ ご着席
11:30~ ラスベガス国際大会セミファイナル ライブ放映
コンテスト開始(適宜日本語によりスピーチ要旨や解説を行います)
インタビュー(日本語で通訳を行います)
表彰式
コンテスト終了後、田村さんにインタビュー
14:00 閉会あいさつ

現地からのセミファイナル国際大会の模様はすべて英語ですが、今回このイベントのために日本語の解説が入りますので、英語が分からない方も安心してご参加ください。

「ラスベガス国際大会セミファイナル生中継」ライブイベント お申し込みはこちらから ↓
http://peatix.com/event/100653/

このイベントは田村さんも本当に楽しみにしていて、当日、クイズで正解された方に田村さんからのプレゼントも用意されているそうです。

すでに数十名の方にお申し込みを頂いておりますが、まだ申し込み可能です。

ちょうどお盆シーズンで、お休みの方もいらっしゃると思いますので

「世界へ挑む日本人」田村さんとはどんな方なのか

今、正にこの瞬間 「世界へ挑んでいる」日本人の姿とはどのようなものなのか

東京から熱いエールを送りませんか?

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田村さん、皆さんがこれだけ応援してくださっているので
私から言いたいことはひとつだけ・・・・
あ、まさきさんもビデオの最後で仰っていますが

「今回は、絶対タイムオーバーしないでくださいね。」

ファイナルの舞台に立つ姿を、楽しみに待ってます。

 

— 次回に続きます。

次回予告:「自分力(じぶんりょく)を上げる」–田村さんがインスパイアされるスピーカーと彼らから学んだ事

 

 

Toastmasters International は「実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ」アメリカ発祥の非営利教育団体です。126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
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くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)

 

 

 

 

 


「世界に挑戦する人にしか絶対にわからない」こと 世界へ挑む日本人ラスベガスへの道 9

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2013年シンシナティ・セミファイナルの舞台裏にて。
ここでマイク係にマイクをつけてもらい、順番を待つ。
スピーカーのスピーチと観客の笑い声が、最高に緊張感をあおる「世界に挑戦する人しか立てない」場所の一つ—-ラスベガス国際大会セミファイナルまであと28日。

 

 

なぜ、あなたはTMC(トーストマスターズ)でパブリックスピーキングとリーダーシップ・コミュニケーションスキルを学んでいるのか?

「人前でうまく話せるようになりたい」

「仕事でスキルアップしたい」

「学びの場として最高だから」

「英語をもっと話せるようになりたいから」

「日本人だけでなく、色々な人と知り合えるから」

「モテたいから (?)」

人により、目的は様々だろう。

田村 直樹がTMCで学びはじめた最初の理由は、今までブログでも書いてきたとおり「プレゼンスキルの上達=自分のため」だった。それが、年数と経験を経て「カイゼンをしに来る=他人と自分のため」と、より幅が広がったことで、結果として世界大会で競えるレベルにまで上達した。

2011年の世界大会出場が決まったとき、田村は前年の世界大会のDVDを購入した。

「セミファイナリストは、世界の舞台でどのようスピーチをしているのか」
自分自身のスピーチとのポジション的な違いを把握しておきかったからである。

とにかく、はじめて世界大会でスピーチをするので

「日本の代表として、恥ずかしくないスピーチをしなければいけない」

というプレッシャーが田村を取り囲んだ。

スピーチでストーリーを語るときに必須の技術キャラクタダイアログの活用、
観客(オーディエンス)をシーンのなかに呼び込み体験をシェアする技術
言葉のリズムや修辞技法の使い方から、顔の表情で言葉では伝えられないことを伝える技術など

世界大会のDVDを繰り返し見て練習を重ねることで、世界チャンピオンから色々なことを学んでいった。

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2011年、初めて参加したラスベガス国際大会でDarren Lacroix さんと共に。
Darrenさんは田村がもっとも「尊敬する」スピーカーである。
彼のDVDを見て勉強していた田村はラスベガスで彼のブースを見つけ、それに関する質問を矢継ぎ早に聞いた。Darrenはすごく熱心に答えてくれ、写真を依頼したら喜んで一緒に撮ってくれた時の1枚。
—緊張していたせいか、彼と何を話したのかは覚えていない。でもどんな気分にさせてくれたかはよく覚えていて、それは「僕でも世界チャンピオンになれる可能性が普通にある」ということだった。—

 

 

2011年は、なにもかもがすべて初めて。準備のしかたもわからない。ステージに立った瞬間何が見えるのかもわからない。
とにかくすべてがわからない中、手探り状態でスピーチをしていた— それが2011年のラスベガス大会だった。
しかもその時の会場は、会場が暗く照明がまぶしく、観客がまったく見えない。
だから笑い声は聞こえるけど、顔が見えない。「オーディエンスとコネクトする」ということがほとんどできなかった。スピーチをするというよりも、「何か見えない敵と戦っている」という中で終わった。

2013年のシンシナティはその逆だった。
準備のしかたも知っているし、ステージに立ったら何をすればいいのかも全部知っている。
スピーチの内容も自信を持っている。そして舞台に立った瞬間、自分のイメージした通りの光景がそこにはあった。照明も前回より明るかったので、今回は観客(オーディエンス)の顔がよく見える。豪快に笑っているのがはっきりと見える。

「本当にオーディエンスと会話をしているような感覚」が終始寄り添った。
その時、田村直樹は「国際舞台の上でひとり何を見ていたのか」というと、オーディエンスの表情だった。

オーディエンスが豪快に笑っていたので、それを見ているこっちが笑ってしまいそうになるのをこらえてスピーチに集中するのが大変だった。
タイムオーバーになるということはスピーチの最終章に入るところでわかっていた。

「プランBで短くまとめて時間内に終わらせる」か

「タイムオーバーになっても用意していたフルバージョンをきちんとオーディエンスに届けるか」の二択。

こんなに自分のスピーチを盛り上げてくれたオーディエンスに報いたいという気持ちが先行して、
迷わずタイムオーバーを選んだ。

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シンシナティ大会・セミファイナル終了前。他の候補者たちと共に

 

TMC(トーストマスターズ)のメンバーなら知らない人はいないであろう、田村直樹さん。

彼を知っている人ならお分かりの通り、田村さんは通常英語のセッションしかしない。論評も、コメントも、会合後の雑談まで全てが英語で終わる、ということも決して珍しくない人である。

そんな中、「トーストマスターズに来て学ぶ目的」は決して英語ができる人だけのものではない。

同時に、どんなに国内で著名人であろうが、仕事の実績を出している人であろうが

「世界の一流の舞台に立った人」にしか絶対にわからない視点や、知らないこと、モノの考え方がある。

 

私がラスベガス国際大会が終わるまで田村さんの「公認ストーカー」となり、ブログで追い続けたいと思った理由。

それは、田村さんが「有名人」「著名人」というネームバリューやブランドにとらわれることなく、世界の第一線で活躍する「世界へ挑む日本人」だからであり、その姿を「英語が分からない人」にも伝えたかったからである。

「世界に挑む日本人」は何を考え、何を重視し、何にインスパイアされるのか—

有名人では敷居が高すぎて現実味がわかない。なおかつ巨大なカネとヒトが動くのだから力を発揮してもらって当然である。

しかし、田村さんはスピーチを除けば、私たちと同じ「一般人」なのだ。

「普通の社会で活躍している」人が堂々と、しかし裏では過酷なフィードバックを重ねて世界へ挑む姿を通し

これからTMCの世界に入る人、田村さんのことは知らないけれど 「このブログで田村さんの事を知って、励みになった。自分も目標に向かって頑張ります」というすべての人たちのために—

ぜひ「念願のファイナルの舞台へ立って」また「世界に挑戦する人にしかわからないこと」 を私たちに教えてください。

日本全国の人たちが、田村さんを応援しています。

 

— 次回に続きます。

 

次回予告:「田村さんにも秘密です♪」
—「Message from someone」

 

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くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「天才になる技術」とは何か   世界へ挑む日本人ラスベガスへの道 8

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初の国際大会で東海クラブのメンバーたちと。2011年ラスベガスセミファイナル直後の写真

 

前々回のブログで「田村直樹が万年2位だった時代」を教えてくださったSusie さん(柴田 登子さん)。

Susieさんは言う— 「田村さんの話し方が変わった」と周りも気がついたのは2010年の秋頃からでした。

それから半年後、彼は全国大会でチャンピオンになったのです。
「個人の力だけではダメだとわかり、クラブのサポートを受け入れた」ことが大きく成長する原動力にもなったのでしょう。

あそこまで伸びた人を、私は知りません。
今の田村さんは、どこから見ても天才です。
 
「話すことで世界品質を出せる唯一無二の日本人スピーカー」です。
でも、昔の田村さんは決してそうではなかったのです。

だから、私は言いたいのです。
「田村さんは、努力によって作られた天才なのです。」

雲の上の人には、誰にでもなれるチャンスがあるのです。

もう一度言います。
昔の田村さんは、そうではありませんでした。
 
だから「天才は努力によって作られる」のです。
 
 
「天才になる技術」を身につけるために田村が重ねてきた「努力」とはどのようなプロセスだったのだろうか?
 
その答えは、彼の「金太郎飴のように、どこを切ってもポジティブでシンプルな思考」に隠されている。

 
田村直樹にとって、トーストマスターズは
いつからか「カイゼン(改善)をしに来る」場所となっていた。

相手からのフィードバックを受け入れ、カイゼンする。
それを繰り返す。

また、相手からのフィードバックを受け入れてカイゼンする。
それをまた繰り返す。

再び、厳しいフィードバックを受ける。
そしてまたカイゼンに向けて努力する。
なぜ繰り返す必要があるのか?理由はひとつ、出来ていないからである。
自分が出来ていないのは、他のメンバーにとってもよくないことだからである。

今度もまた、今すぐ治らないようなフィードバックを受ける。
それを再び受け止め、カイゼンするためにひたすら進む。
なぜまだ繰り返す必要があるのか?理由は治るまでに時間がかかるからである。

またフィードバックが返ってくる。
それを丸ごと受け入れ、カイゼンへのパワーに変えてまたトライする。

その「シンプルな努力の繰り返しと積み重ね」「目的から外れる行動を好まない」という
「ブレない意思と粘り強さ」が
 
「天才」田村直樹を作り上げ、Susieさんの言う「話すことで世界品質を出せる唯一無二の日本人スピーカー」となったのである。
 
 
Susieさんは、けっしてお世辞を言う人ではない。
日本語コンテストで優勝を逃し、そのショックで大会終了後のパーティーに出るのを頑なに拒んだ「自分と練習を共にした」スピーカーに

—悔しいなら、今外に出てきて人々からたくさんのコメントを聞きなさい。でないと一番あなたが成長できる機会を逃すことになるのよ。—

と、敗者を半ば引きずり出してでも「相手からのフィードバックを受けるのがどれだけ大事か」を身をもって他人を導く強さのある人である。
そんなSusieさんが「田村さんは努力を重ねたから天才になったんです」という言葉には、重みと迫力があった。
 
 
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2013年、シンシナティ国際大会での「ファイナルチャンピオンシップ」決勝大会が始まる前
会場内は、「勝者を見ようと」これだけの行列ができる。

 

Susieさんは「田村直樹さんは、話すことで世界品質を出せる唯一無二の日本人スピーカー」
とお話をされていたが、それはいったいどのような技術なのだろうか?

そこに「世界へ挑む日本人」特有の強さがあるのでは?と思い
そのまま田村さんにその質問を投げかけてみた。

—-そう仰って頂けるのは光栄です。
恐らく、世界大会に出場する90数名のセミファイナリストのなかでは、ぼくの英語はダントツで最下位です。

英語そのもので勝負できない分、他の領域でカバーしなければ絶対に勝てません。
小学生のころから授業のなかでShow & Tell でプレゼンテーションに慣れている欧米人にデリバリーのダイナミックさでも絶対に勝てない。

まともに正面衝突したら絶対に勝てない世界のライバルと互角以上の戦いをしてきた日本の企業、日本のチーム、日本人はどうやって世界一に登り詰めたのか? トヨタが車づくりで世界一になったのも、なでしこジャパンが世界一になったことも、イチローが世界トッププレーヤーになったことも、すべてこの言葉で説明できるのです。

それは、「世界一の技術を研究し、日本人の繊細さを織り込み、これまでにないものを創出する」ということです。
トヨタが最初につくった車はフォードを輸入して、何百という部品に解体して、それをまた組み立て直すというプロセスを何度も繰り返して車の設計を徹底的に研究したところからスタートし、
そこから日本人の緻密さと繊細さと忍耐強さが加わることで世界一の自動車メーカーになりました。

なでしこジャパンは、佐々木監督がドイツとアメリカのサッカーを徹底的に研究した技術的な側面に、繊細と思いやりのモチベーションマネジメントによる日本人ならではチームビルディングが組み合わさって世界一の結果に結びつきました。

イチローは、メジャーリーガーのケン・グリフィー・Jr.に憧れて野球選手を目指し、グリフィーのスタイルを追求すると同時に、日本人ならでは のしなやかさと柔、そして道具を大切にする精神が重なり合い、唯一無二のベースボーラーになりました。

日本人として、国際スピーチというフィールドで世界に挑み勝つチャンスがあるのだとしたら、
「世界一の技術を研究し、日本人の繊細さを織り込み、これまでにないものを創出する」という道しかないと思いますし、いま自分はその道から決して大きく外れてはいないと思います。——

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2013年春の春季大会でシンシナティ国際大会行きを決めた田村さんと東海クラブのメンバー。
田村さんはすでに東京に移っていたが、この年の全国大会が名古屋で行われたため、2011年の優勝を決めた時と同じような熱気が写真から伝わってくる。同時に、2011年にラスベガスへ行った時の田村さんの「緊張した表情」が「堂々とした風格」に変わっている。
国際大会を経験し、彼は何を学び何をカイゼンしたのか?

 

—次回に続きます。

 

次回予告「2011年と2013年の国際大会で変わったこと」
田村直樹は「2013年、シンシナティ国際大会セミファイナルで」何を思いながらスピーチをしていたのか?
—「絶対に挑戦した人しかわからない」舞台から見えるオーディエンス(観衆)の姿と自分

 

 

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「フィードバックが作りだしたチャンピオン」 世界へ挑む日本人ラスベガスへの道7

京都ディストリクト

2011年5月15日春季大会・京都にて
名古屋から京都まで応援に駆けつけてくれた東海TMCのメンバーと優勝後の記念撮影

 

 

「あいつの何が悪いのか、率直に教えてくれませんか?」

懇親会の中で、ひとりひとりに田村さんのフィードバックを聞いて回っているメンバーの姿が目にとまった。

そんな事言われてもすぐに直すのは無理だろう・・・?というような辛辣な批評、スピーチの技術面での論評、その他いろいろ色々な人が言いたい放題言っている。

しかも、それを聞きに回っているメンバーはご丁寧にも
全員のコメントをそのまま田村さんに「一字一句漏らすことなく」フィードバックを返しているらしい。

しかし、それを自ら積極的に受け入れ
彼は「もっとフィーバックして、どんどん。感じたことをまるごと全部言って欲しい」と終始表情を変えずリクエストしている。

そこからひしひしと伝わってくる、ハンパない「絆」

どんなに厳しくても思ったことをストレートに言ってくれる仲間を増やすことが、自分の成長にとって最も必要だと彼が気がついたのもこの頃だった。
 

 

田村直樹がトーストマスターズに入会した理由はただひとつ
「自分が思い描くプレゼンのスタイル」を極めたい。と思ったからである。
 
初めてトーストマスターズに入会したのは、MBAの留学中に滞在していたサンフランシスコで
 
「とにかく自分のスタイルを確立する」ことを目標に、プレゼンをやることにこだわった。
 
「プレゼンテーション」は個性が出れば出るほど卓越され、特にクライアント受けがよくなることを田村は痛感していた。
 
目的から外れる行動をあまり好まない田村は、最短距離で目的に到達するためには
 
「自分のスタイルを変えてまでコンテストに勝つ」にまったく意味を感じていなかった。
 
だから他の人が言っていることは、自分が目指しているスタイルとは違うので価値を見出せない=重要じゃない
 
たしかに、フィードバックをある程度取り入れた方がコンテストには勝ちやすくなるんだろうなという認識はあった。
 
しかし、「自分のスタイルを確立して目的の達成を目指す」ということと
 
「コンテストに勝てるスタイルに変える」ことは両立しないと信じていた。だから自分のスタイルは貫きたい。

 

その一方で、「他人からのフィードバックを受け入れて」
 
着々と実力をつけて次々と全国大会で優勝していく新たな挑戦者たちの姿にも、田村は遠目ながらも気が付いていた。
 
田村直樹の「スピーチに対する天才的な感性とディープな哲学」を東海のメンバーたちは充分にわかっていたに違いない。
 
それなのに、「イケスカないナルシスト」と周りに思われてしまう不器用さ。
それを心から心配し、見るに見かねて「人の話を聞く」身代わりを努めはじめた仲間たち。
 
 
「このままではいけない」
 
 
2010年秋、Division コンテスト4連敗を喫してから
東海クラブのメンバーが真剣に彼を心配したのである。
そして本番前夜の夜遅くまで、そんな「激しいフィードバック」を田村は受けていた。
翌朝早く、名古屋から京都に向かわなくてはいけない。

 

 

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2011年の春季大会は、東日本大震災の影響を受けて急きょ会場が東京から京都に変更して行われた。そのため、何もかもがバタバタしていた。
(写真は京都・寺町通り)

 

その日の京都は五月晴れ。
 
新幹線を降り、京都駅から会場に向かう途中でうっかり道に迷ってしまい
どこをどう歩いているのか、よくわからないまま長い坂道をひたすら登って行ったところで偶然、神社らしきものを見つけ、そこで「優勝祈願」をした田村は、元の道を引き返して一人で会場に向かっていた。
 
 

「勝ったら京都に応援に行きます。」
 
「勝ったらラスベガス行くからね!」の応援メッセージと
 
なんとかしてあいつを勝たせてやりたい」
 
と願う東海クラブメンバーの思いに応えたいという気持ちが芽生え
 
知らないうちに、コンテストで優勝するために何ができるかを真剣に考え始めるようになっていた。
 
そして次第にわ かってきたこと、それは
 
自分にとって価値を感じないと思えるフィードバックが実は一番価値のあるもの」
 
だということに気がついたことだ。
 
 
「自分が何を知らないかを知る」
 
 

ことがスピーチコンテストでは明暗を分けることもわかり始めていた。
 
「ジャッジ=オーディエンス、オーディエンス=ジャッジ」という考えを持ち始めたのもこの頃だった。
 
「自分のプレゼンスタイルを確立するという目的」と、「コンテストで勝ち上がることでより大きな舞台で挑戦することができる」ことは
実は同じベクトルを向いている・・・
 

「ノイズが取り除かれ、ひとつのリズムに向かって調和するメロディー」のように
1本の道へ突き進むような感覚を田村は無意識に味わっていた。

 

 

全国大会本番前、「前夜にあれだけ手厳しいことを言われたフィードバックシート全員分」
 
計20 数枚を大切に胸ポケットにしまい、舞台へ臨む。
 
初めての全国大会ファイナルで、正直言ってスピーチの技術に自信はない。
 
「京都に応援に来たよ!」と一緒に来てくれた東海クラブのメンバーたちの笑顔
 
これだけ支えてくれた仲間のために、とにかく最後まで無事にスピーチを終わらせたい。
 
思いはそれだけだ。

 

徹底的に真正面から向かいあった厳しさが、熱い情熱と最強の力へと変わり
田村のスピーチに魂を吹き込む。
 
 

結果は・・・ 「優勝」。
初めての「アメリカ国際大会」への切符を手にしたのである。
「世界へ挑む日本人」として人生がスタートした「田村直樹」の瞬間であった。

 

2011District Contest

2011年春季大会:表彰式にて。左から2人目が田村さん

 

—次回へ続きます。

スピーチ「Rival (ライバル) で自分の壁を越えた「世界に挑む日本人」
そこまでに至るまでの努力と「技を磨くスキル」はどのようにして作られたのか—

「努力で作られた天才」田村直樹 世界に挑む日本人

 

 

Toastmasters Distritct 76 Japan は

実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ、アメリカ発祥の非営利教育団体です。
126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで学んでみませんか?
私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
詳しくはこちらから↓ Toastmasters Distritct 76 Japan
https://www.facebook.com/tmdistrict76?__mref=message_bubble

 

 

 
「日本から、世界のために何ができるか」
10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)


「勝てないナルシスト」田村直樹はどう変わったのかー世界へ挑む日本人ラスベガスへの道6

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今回取材にご協力頂いた柴田さんと田村さん。2013年秋季大会(トールテールスピーチコンテスト)にて。

 

ディビジョン万年2位の男。

英語はめちゃめちゃうまいが、なんだかイケスカない。

カッコイイのにカッコ悪いことに挑戦してる俺ってカッコいいでしょ?」

っていう上から目線が鼻につく自分大好き人間。

誰のことを言っているのか?

答えは  以前の「田村直樹」周囲からの評価である。

「周りからの評価」というのがどのくらいの規模で影響力を及ぼしていたのかは不明だが

少なくともそう思っていたのはひとりやふたりではなく、「それなりに」知れわたっていたようだ。

 

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名古屋、栄周辺。
「上から目線でイケスカない」と酷評だった男が「天才」と呼ばれるまでの実力を我がものにするまでには何があったのだろうか。

 

当時から接点があり、現在はファンタジスタトーストマスターズで田村さんと一緒に学ばれているSusieさん(柴田 登子さん)のご協力で「いつ、どのようにして田村さんが変わっていったのか」
Susieさんが作成したワークショップの資料もご提供いただきながら、「世界へ挑む日本人の道のり」を追った。

2007年、当時名古屋にいた田村さんと岡山に住んでいた柴田さんは、同じディビジョンで行われる大会で知り合う。
田村さんは当時から、東海トーストマスターズに所属しており英語の部ではコンテストでその名を聞くことは珍しくなかった。
しかし、他にも全国大会レベルのスピーカーを何人も抱えていた東海クラブにとって今のような「特別視」されるほどの存在でもなく、リーダーシップに興味なし、華はあるが全然人のフィードバックを聞かない

 

「イケスカないナルシスト」 田村直樹

あー、またあいつかディビジョン万年2位の。

 

彼が会場にでてくると、そんなイメージでスピーチが始まる・・・
姿をあなたは想像できるだろうか?

 

ある会合で「人間にない超人的なスキルを身に着けるとしたら、どんなスキルが欲しい?」という質問が田村さんに回ってきたとき

「女性の変化に気づく能力。あ、髪切ったんだとかちょっとした細かいオシャレに気が付いてあげる、とか」

とTable Topics で答える彼に

あぁ・・・この人はどこまでいってもナルシストでそんなことを言う自分に酔っているんだろうなぁ・・・

と半ばあきれてスピーチを聞いていた、という人の話を思い出すと言われるまでの「不評」。

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シンシナティ国際大会オープニング・FALL OF FAMEにて。
トーストマスターズを続けていると、本当に色々な人に遭遇する。

 

田村さんは言う。

— あのころの自分は人のフィードバックなんていらないと思っていた。
なんで? だって「自分のことは自分がよくわかっている」つもりだったし
「自分を改善できるのは自分しかいない」と思っていたしね—

その後、田村さんは「ある光景」を境に

いくつかの要因が重なり、成功への階段を上がっていくことになる。

 

あれだけ「自分好きなナルシスト」が人の話に耳を傾けるようになり
その後、 「何でそこまで・・・ひどい事を言われるの?」」

 

絶句とため息、そして緊張感が走る。
普通なら、あまりにショックで立ち直れなくなるに違いない過酷なフィードバックを自ら繰り返し他人からリクエストをするようになる。

何が起きたのだろう?
なぜ「世界に挑む日本人」はそこまで大きく変化したのだろうか?

 

次回に続きます。

—次回予告
本番直前、「ボコボコに受けたフィードバックを胸ポケットに」決勝の舞台へ
その直後、初の国際大会への切符を手にした「世界に挑む日本人」

他人からの評価(Feedback)は人生を変える

 

Toastmasters Distritct 76 Japan は
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126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
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くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)