「共に学び、共に戦う」メンティーからのメッセージ 世界へ挑む日本人ラスベガスへの道5

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今日の写真:「田村さんのメンティー」KAZ (岩佐 和哉) さんと田村さん
KAZさんは表参道バイリンガルトーストマスターズの会長であり、2015年-2016年はエリアガバナーを務める。スピーチにまだ粗削りな部分もあるが、「情熱をストレートに伝える」表現力は「未来の田村さん」を思わせる貫禄がある。

 

KAZ—岩佐 和哉さん。 わたしが所属するTokyo Toastmastersに入会してきたときの彼の自己紹介はよく覚えている。 「ものすごい気合い」だったからである。

Tokyo Toastmastersは「日本で設立された最も古いトーストマスターズクラブ」であり今年60周年を迎え、第1,第3,第5木曜日に東銀座で会合を開いているが、そのレベルは非常に高く
田村さんのような国際大会出場者を過去に何度も出している。

わたし自身、2年以上このクラブに所属しているが「あまりのレベルの高さに躊躇して」長い間 ice breakさえトライすることができなかった。

そんな中で「僕はこのクラブにぜひとも貢献したい」と最初から情熱溢れるスピーチをしていたのがKAZだ。
正直、Tokyoに入会する人で同じような事を言う人はたくさんいる。このクラブのレベルの高さに魅了され入会する人は多いが、「競争力の高さについていけず」辞めていく人も多い。

しかしKAZは益々しぶとい存在になり、現在はTokyo Toastmastersでも欠かせないメンバーとなっている。
実は、KAZが「田村さんをメンティーとしていた」ことは知らなかったが、「田村さんにメンティーになってもらってから自分自身何が変わり、何が成長したのか」お話を伺った。

 

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Tokyo Toastmastersでの田村さんとKAZ。
KAZ:写真中央。左から2番目、賞状を持っているのが田村さん。

 

— 1) KAZさんが所属しているトーストマスターズクラブを教えてください。

所属クラブ:表参道バイリンガル、吉祥寺、響、Tokyo (入会したクラブ順) の4つに所属しています。

 

— 2) なぜ田村さんをメンティーとして選んだのですか?

(田村)直樹さんが世界大会2度目のチャンピオンとなったスピーチ”You decide”以来、ずっと大ファンでした。以前から憧れていており、田村さんのように「観客の心を揺さぶるスピーチ」をしたいからです。 Tokyo のクラブに入会した時、僕から熱望してお願いしました。

 

— 3) 田村さんにメンターになっていただいて、自分自身変わったことはありますか?

僕が直樹さんにメンタリングを受けて変わったのが2つあります。1つ目は「カイゼン」です。

今冬から春にかけて僕は、直樹さんからスピーチコンテストのスピーチについてアドバイスを頂いていました。 始めはスピーチのスクリプトを何度か読んで頂き、その文面の中で際立って良いものを伝えて下さっただけでなく

「何が不明確で理解に苦しむのか」

を「聞き手としての客観性」を最大限考慮してお伝え下さいました。
話の展開として辻褄の合わない部分、言葉の表現としてイマイチぼんやりとしている部分、 構成として不格好な部分を的確なフィードバックとして、毎回長文のメールで返事を頂きました。

このやりとりを通じて僕は「結晶のようにクリアなメッセージ」を持たずして、聞き手にはスピーカーの伝えたいことが届かない事を知りました。

誰の立場で話しているのか、どのような情景をイメージして話そうとしているのか?

僕自身で撮影したスピーチの動画を、コンテストの度に共有し
直樹さんは「伝え方(英語でいうデリバリー)」の面でも数々の「カイゼン」を僕に指し示して下さいました。
なぜ与えられた空間舞台を最大限活用しないのか?など
「常に聞き手を意識した上で」のコメントを下さり 、「カイゼン」のために何が最善かと色々と空いた時間を使っては練習する、の繰り返しでした。
残念ながら僕は今回のエリアコンテストでは敗退してしまったのですが、この問題発見から 「カイゼンし成長する」過程はこれからのスピーチ作成においても基礎となる、ということを学びました。

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2013年シンシナティ大会セミファイナル–スピーチの模様は有料で世界に発信される 。

 

2つ目の変わったこととしては「他己実現」にあります。

「他己実現」という言葉は、昨秋D76ディビジョンD大会でのパネルディスカッションで直樹さんが発言された言葉です。
「マズローの欲求5段階説」の更に上にある6段階目として、他者の自己実現に努めたい欲求があるというのが直樹さんの持論です。

正直口だけだろう?とその時僕は正直思いました。でも実際は全く違いました。

それを感じたのはやはり、僕がスピーチコンテストに出場している間の事です。 直樹さんご自身も本業のお仕事やスピーチコンテストへの出場があるのにも関わらず、僕に熱心にメンタリングして下さっていました。それも毎度ながらの長文で・・・(笑)

僕自身のスピーチの向上だけでなく、もし僕が誰かのメンターならそこまで献身的になれるのだろうかという点でも考えさせられました。
これだけ「他者を成功に導くために粉骨砕身して下さった人」というのは、人生で出会った人の中でもほんの僅かです。

また直樹さんのアドバイスの中にも他己実現の要素が含まれていました。このアイデアが根底にあるので、アドバイス内容も指示や「こうした方が良い」という直樹さんの持つエゴによる提案は決してなく、僕自身が考え抜いた上で得られる答えをいつも尊重して下さっていました。
この経験を通し、僕は「常に考え続けることを実践の場で試す」力がつきました。

今後も直樹さんの持論「他己実現」について深く学び、また僕自身も与えられるものを持つ努力をこれからも続けていきます。
直樹さんはこれからも僕のメンティーであり、僕の人生の師匠です。

 

— 4) 最後に、田村さんへメッセージがあったらお願いします。

Congratulation 直樹さん!!
「田村さんのようにいつか心揺さぶるスピーチをしたいです!!」と話しかけた時に「頑張ればいつでもなれるよ」と優しく言葉をかけてくださった直樹さん。
直樹さんのスピーチは、いつも人々の心に夢と希望を与え、捻りを効かしたウィットやユーモアで観客の心を沸かせてくれます。
ラスベガス世界大会でも思いっきりブチかまして下さい!! いわたんはいつも、直樹さんのスピーチを応援しています

 

「世界に挑む日本人」の器は大きい。
その器の大きさが人を育て、そして自分も成長し、共に世界と戦う存在を作り上げていくのだろうか。

KAZさん、私の「突撃取材」にも関わらず快くご協力いただきまして、ありがとうございました。

 

—次回予告 「勝てない」万年ディビジョン2位
「田村直樹」苦悩の時代 1

 

Toastmasters Distritct 76 Japan は
実践を通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ、アメリカ発祥の非営利教育団体です。
126か国に約31万人の会員がおり、日本国内だけでも168ものクラブがあります(日本語のみ、英語のみ、バイリンガル)
「海外で通用する人材になりたい」「ワールドワイドに人生を楽しみたい」などスキルアップをしながら
同じ目的をもつ私たちと一緒に、トーストマスターズで学んでみませんか?
私たちは非営利団体なので、その為の高額な費用は求めません。また、宗教団体や強引な勧誘とは一切関わりません。
詳しくはこちらから↓ Toastmasters Distritct 76 Japan
https://www.facebook.com/tmdistrict76?__mref=message_bubble

 

 

「日本から、世界にために何ができるか」

10000か所を周るプロジェクト、気長に続けます。

くどう みきこ
(2015-2016 表参道バイリンガルトーストマスターズクラブpresident)

 

 

 


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